ウルバノーバ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ヴァンセンヌは最優秀短距離馬に輝いた名牝フラワーパークの有力産駒として条件クラスから4連勝で東京新聞杯を制し、安田記念では同年の年度代表馬モーリスに際どく迫る2着に好走しました。初年度産駒は2019年にデビューし、2022、23年とアイビスサマーダッシュで3着に好走したロードベイリーフや、2023、24年と中山グランドジャンプを連覇したイロゴトシなどが好パフォーマンスを披露。2世代目以降からはファユエン（関ケ原S、マーメイドS4着）、バラジ（福島民報杯2着、新潟記念5着）がOP入りすれば、地方競馬ではハルノインパクト（高知優駿など高知重賞5勝）、トゥルスウィー（九州ダービー栄城賞など佐賀重賞5勝）、イチザウイナー（佐賀・霧島賞）といった重賞ウイナーが誕生しています。

一方、母系を見ますと、母シゲルアワオドリは笠松で1勝。全兄ブルマリンシェールは大井で4勝を挙げており、羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーにも出走しました。おじのコスモミカエルは中央所属馬として新馬戦を含む3勝、ナッシュは大井で6勝、おばブロンドムスタングは浦和で8勝をマーク。桜花賞馬のタマミや京都大賞典を制したヤマノシラギク、ダイヤモンドSの勝ち馬ノースシャトルらも同じファミリーの出身で、ビューチフルドリーマーに遡る名門です。

本馬は、2023年・北海道セプテンバーセールに上場され440万円で落札しました。美浦・相沢郁厩舎でのデビューへ向けて、昨年の秋に入厩しましたが、トレセンでの調教を進めるには体力的な面で厳しかったため、牧場へ放牧に出して、再教育として時間を掛けて立て直しを図りました。
元々、体質的に弱いところがあり、思うように調教を進めることが出来ずに歯痒い思いでおりましたが、JRAの番組を考えるとノンビリ構えることも許されず、5月初旬にトレセンへ帰厩。坂路コースを中心に普通キャンターで下地作りを進めていたものの、左前肢の膝裏がモヤついたため、5月29日にエコー検査を受けると「損傷は見られないものの腱が太くなっているので、このまま調教を進めると屈腱炎を発症する可能性があり、しばらく休養が必要」との所見を受けましたので、誠に残念ですが、このタイミングで出品とさせていただきます。なお、本馬はゲート試験を受けておりません。
皆様には、現状をご理解いただき、不安のある方は必ず事前に獣医検査を受けるなど、ご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。



※本馬の測尺は体高161cm、胸囲183cm、管囲20.0cm、馬体重は487kg（6月4日現在）です。

※グロースフィールド（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：畑佐 博