カネショウバナナの23　　牝２歳　　※育成馬　（未登録の２歳馬）

父スマートファルコンは近年を代表するダート王。3歳時には芝のジュニアCを勝っていますが、ダートに戻してから本領を発揮しました。3歳秋の白山大賞典で重賞初制覇を飾ると、それ以降は交流重賞中心のローテーションが組まれます。JBCスプリント2着を挟み、浦和記念から重賞6連勝。5歳秋のJBCクラシックで待望のG1初制覇を飾ると、そこから9連勝と、勢いに乗ると止まらないところがあり、7歳時のドバイワールドC10着を最後に引退するまで、交流重賞19勝、G1は6勝を挙げています。産駒のデビューは2016年。産駒は圧倒的にダートで強く、JRAの勝ち上がりも9割以上がダート。リヴェルディやアシャカダイキ、リワードアンヴァルといったオープン馬を送り出し、オーヴェルニュは東海Sに優勝。シャマルはかしわ記念を連覇しました。また、地方競馬でも数多くの重賞勝ち馬を送り出しています。

一方、母系はセイクビゼン（スプリングS2着）やシーダーラック（丹沢S）、ポッドギル（浦和重賞・ユングフラウ賞）、カネショウメロディ（大井重賞・東京2歳優駿牝馬3着）らと同じくバッカナムの血を汲むビューチフルドリーマーの一族。母カネショウバナナは川崎重賞・ロジータ記念4着など重賞で4回も掲示板に載っており、近親馬たちはおもに南関東で勝ち星を量産。おじインフォーマーは大井重賞・マイルグランプリ、浦和重賞・プラチナCともに3着と好走しています。また、配合相手を選ぶことなく、兄姉5頭が勝ち上がっている点も見逃せません。

本馬は、2024年・北海道セプテンバーセールに上場され165万円で落札しました。園田競馬でのデビューを目指し4月に入ると北海道の育成牧場より三重県内の育成牧場へ移動。トラックコースと坂路を併用して調教を進めたものの、怖がりな気性が災いしたため、調教時に物見をして暴走し放馬した際に右肩に外傷を負ったこともありました。その際、騎乗者は肋骨を骨折しました。その時を境として騎乗者のコントロールが利かなくなったり、急に頭を上げてジャンプしたりで騎乗者を落とそうとする態度を頻繁に見せるようになり、調教が進まない状況が続きました。
そのため、環境を変える目的で4月下旬に滋賀県内の育成牧場へ移動。心身ともにリフレッシュ休養でリセットした後、鞍付けの馴致からブレーキングと初期馴致に戻して人とのコミュニケーションに時間を掛けて再教育を進めておりますが、早期のデビューへ目処が立たない現状を踏まえて検討した結果、このタイミングで出品とさせていただきます。
とにかく怖がりな気性との報告を受けております。環境の変化に慣れるのにお時間を頂くかも知れません。また直ぐに騎乗調教が進められる状況でもありませんので、皆様には、現状をご理解いただき、不安のある方は必ず事前に獣医検査を受けるなど、ご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※本馬の測尺は、体高153㎝・胸囲172㎝・管囲19.0㎝（6月11日現在）です。なお馬体重は体重計がないため計っておりません。

※血統書等の書類は、後日、郵送となりますのご承知おきください。落札者様には、郵送先を事務局までメール等でご連絡下さるようお願いいたします。

※栗東ステーブル（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：湯浅 徹（インボイス登録あり）