ラブカヒルー　　牝６歳　　※中央競馬　登録抹消

父カレンブラックヒルはダイワメジャー産駒らしいスピードと、その持続力を武器にマイル路線を中心に活躍しました。デビューは3歳1月と遅くなったものの、マイルで無傷連勝を飾って迎えたニュージーランドTで2馬身半差突き抜けて重賞初制覇。勢いそのままにNHKマイルCを3馬身半差で逃げ切り、無敗でG1タイトルも射止めました。秋は毎日王冠で距離延長、初めての古馬相手と壁は低くなかったものの、好位から抜け出して破竹の無傷5連勝。続く天皇賞・秋は5着に敗れましたが、0秒4差と距離適性の融通性を感じさせました。その後も重賞2勝を上積みし、2015年の6歳いっぱいで引退、種牡馬入り。2017年生まれの初年度産駒からセイウンヴィーナス（クイーンC3着）が芝重賞で活躍し、2世代目以降もラヴケリー（函館2歳S、ファンタジーSともに3着）、アサヒ（東スポ杯2歳S2着）などが輩出。ダートでもアザワクがエーデルワイス賞で2着に好走（門別重賞4勝）、スマイルミーシャが園田重賞6勝、ナムラマホーホが名古屋、笠松で重賞6勝を挙げるなど、スピードだけでなく豊かなパワーも伝えています。

母系に関しては、母ラブハートがJRA芝1200mで4勝を挙げた快速馬。兄姉は半兄キングハート（オーシャンS、函館スプリントS2着）、半姉ラブカンプー（CBC賞、スプリンターズS2着）の重賞ウイナー2頭など、5頭中4頭が勝ち上がっています。

本馬は、2021年7月31日の新潟芝1600mでデビュー。立ち遅れて17頭立ての最後方追走となりましたが、直線で外からメンバー最速の上がりを使い、0秒6差の4着まで追い上げます。初戦からまずまずの内容を見せてくれましたが、翌8月の調教中に右腸骨骨折を発症（下記に詳細）し、長期休養の憂き目に。2022年6月の復帰後、2戦目の小倉芝1800mで16頭立ての好位から3着（0秒7差）に入りましたが、その後は3戦して8着が最高で、11月19日の三春駒特別（1勝クラス、福島芝1800m）で16頭立ての14着（1秒2差）に敗れたのを機に、兵庫競馬へ移籍となります。

兵庫・茂崎正善厩舎での初戦は2023年5月4日の園田ダート1400m（C2）。10頭立ての3～4番手に付け、直線で1、2番手の馬に突き放されたものの、しぶとく脚を使って1秒9差の3着に入ります。その後は9、7、7着と苦戦が続きましたが、7月の園田1230m（C3）で10頭立ての先手を取ると、直線も二枚腰を発揮して0秒2差で逃げ切り、待望の初勝利を収めます。

以降も先行力に磨きをかけて上位争いに加わることが増え、2024年2月の姫路ダート1400m（C3）で10頭立ての好位から脚を伸ばして2勝目、5月には4歳以上特別（C2、園田1230m）で10頭立ての3番手から抜け出して3勝目。11月の園田1400m（C3）で逃げ切って4勝目を飾り、11月26日の一戦（6着）までに地方通算22戦4勝、2着4回、3着3回の成績を残し、JRAへ再転入を果たしましたが、12月15日の緒戦から7戦し、京都芝1600mでの8着が最高。前走は今年5月18日の京都芝1200mに臨み、16頭立ての15着（1秒2差）に終わっています。

1勝クラスでは頭打ちの感が否めず、頭数整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。地方に環境を変え、リスタートに期待しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2021年8月の調教中に右腸骨骨折を発症。事故見舞金8号（調教中の事故により事故発生の日から9ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）を受給しています。11ヶ月休養後、競走に復帰しています。

※本馬の馬体重は6月11日現在で457㎏です。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※浅井牧場（滋賀県東近江市池庄町）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
6月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田 陽一（インボイス登録あり）