ピュアケミストリー　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

ピュアケミストリーをご紹介いたします。

父はディスクリートキャット (USA) です。2歳でデビューし3歳まで無敗の6連勝を決めると、シガーマイルH (G1) をEasy Goer (USA) に並ぶレコードタイムで制しました。種牡馬入り後はカーターH (G1) 連覇のDads Caps (USA) など5頭のG1勝ち馬を送り出しています。本邦産駒からは千葉Sなどオープン競走2勝のスズカコテキタイ、京王杯２歳S (G2)、アーリントンC (G3) を優勝し、NHKマイルカップ (G1) で3着入着後、豪ゴールデンイーグルを制したオオバンブルマイ、小倉2歳S (G3) を快勝したエイシンワンドなどスピード溢れる産駒が多数活躍しています。

母はJRA競走のダート1400mで行われた新馬戦を制したエレメンツです。本馬のおばにはJBCレディスクラシック (Jpn1) の勝ち馬ファッショニスタや、JRA競走において3勝を上げたスモーダリング、いとこにはヒヤシンスS (L) を制し、全日本2歳優駿 (Jpn1) 2着入着を果たしたコンバスチョン、ヒヤシンスS (L) 3着のアンクエンチャブルなどがおり、本馬はダートへの高い適性を示すファミリーの出身となっております。

本馬は2023年８月19日、新潟・ダート1800ｍ戦の2歳新馬戦でデビュー。スタートを決めて好位の2番手からレースを進め、直線では決めて比べに屈するも最後まで抵抗して勝ち馬から１秒６差の５着。初戦から掲示板を確保した本馬は、上積みを加えた２戦目 (同年10月15日)、 2ハロン短縮した東京・ダート1400ｍ戦で好スタートから３番手のポジションで運ぶと、直線は上がりタイム3位タイとなる37秒６の末脚で馬場の真ん中を力強く伸び、0秒４差の２着でフィニッシュ。

2戦目の内容から早期の勝ち上がりに期待がかかった本馬でしたが、レース後に右橈骨遠位端に骨折を発症した事が判明。骨片摘出のための関節鏡手術を2023年10月20日に実施しました。その後、休養中に反対側の左前の歩様が悪化したため（原因不明）に休養が長引き、翌年の12月に乗り運動を再開。未勝利戦の終了期限を迎えた為に園田競馬場に移籍し、2025年４月15日、モクレン賞 (C2・ダート1230ｍ) において競走復帰しました。2番手追走の積極策を取ると、最後は勝ち馬に交わされるもゴール直前まで粘り、0秒８差の３着でゴール。2着馬とはハナ差での決着となり、１年半のブランク、さらに29キロ増と馬体重を大幅に増やした中でのレースでしたが、確かなスピードを示しました。

しかし同舞台で行われた復帰2戦目 (同年５月５日) では、4番手追走から直線入口で手応えが鈍くなり２秒４差の11着。続く同年５月30日には距離を延長して園田・ダート1400ｍ戦に出走し、最内枠から好位につけましたが直線で前を捉えられことが出来ず、１秒５差の６着での入線となったタイミングで、新たな活躍の場を求めての上場となりました。長期休養があったため、4歳ながらまだ５戦しか消化しておらず、キャリアが浅く馬体もフレッシュさをキープ、さらに小回りにも有利に働きやすい先行力を備えておりますので、新天地でさらなる鍛錬を積んで秘める能力を開花させてほしいと願うばかりです。また、牝馬ながら最終出走時が496キロと馬格にも恵まれており、上述の血統背景と併せて引退後には繁殖牝馬としても魅力的な1頭ではないでしょうか。

なお、本馬の現状は以下の通りです。
・レース後の疲労に加えて、それに伴う歩様の硬さ、トモの踏み込みの浅さ等の馬体変化が認められる現状です。なお、跛行は見られません。
・両後肢ケイクン有り
												
何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


2023年10月15日出走時に右橈骨遠位端に骨折を発症。事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6カ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。骨片摘出手術後、休養中に反対側の左前の歩様が悪化したため（原因不明）、休養が長引き、翌年の12月に乗り運動を再開したのち、2025年4月13日に競走復帰しました。上記骨折に対し、骨片摘出のための関節鏡手術を2023年10月20日に実施しました。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
6月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）