プレシャライジングの22　　牝３歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父サートゥルナーリアはロードカナロアの産駒で、デビューから4連勝でホープフルSと皐月賞に優勝。ほかに神戸新聞杯と金鯱賞に勝利し、3歳暮れの有馬記念では2着に入っています。2021年からスタッドインしており、2歳戦で26頭が勝ち上がるなどして2024年のJRAファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝きました。産駒は京都新聞杯を勝って日本ダービー3着のショウヘイや、毎日杯で重賞制覇を飾ったファンダムを筆頭に、コートアリシアンは新潟2歳S2着の後にニュージーランドTで3着、レッドキングリーは東京スポーツ杯2歳Sで3着。またクラウディアイは京都2歳Sで3着、エストゥペンダはクイーンCで3着に入るなど活躍しています。

一方、母系を見ますと、母プレシャライジングは、デビュー戦以降G1・13勝を含む19連勝を記録し、米年度代表馬、3年連続米古牝馬チャンピオンに輝いた歴史的女傑Zenyattaの半妹という超のつく良血馬。半姉プレシャスガールは中央で勝ち星を挙げており、おばにBalance（サンタアニタオークスなど米G1・3勝）、いとこにShe's Not Here（米G2イエローリボンH連覇）やLong Island Sound（G3愛ダイアモンドS、米G1セクレタリアトS2着）、Confidence Game（米G2レベルS）など活力に満ち溢れています。

本馬は、競走馬としてJRAでのデビューを予定しておりましたが、度重なる脚部不安を発症。4月に左前肢外側の繋靱帯炎の再発を受け、関係者での協議の結果、残念ではありますが競走馬としての現役続行を断念し、このタイミングで繁殖として出品とさせていただきます。
脚部不安との闘いは、遡れば2023年3月（1歳時）に左前肢外側の繋靱帯炎の発症から始まりました。治療とパドック放牧で経過を見守ると4月末には放牧を再開。明るい兆しも伺えレイクヴィラファームへ移動。その後、10月に空港牧場へ戻るとトレッドミルでの調教を始めるとともに騎乗馴致に入りました。11月に入ると元気に坂路コースでの調教も消化していましたが、12月に再発。マシン運動で経過を見たものの、回復が遅れたため、2024年2月23日に左前肢外側繋靱帯部掻把手術を実施。6月末には騎乗を再開したものの、9月に入ると今度は右前肢内側の繋靱帯炎を発症。しばらくマシン運動の日々が続きました。
年が明けて2月末から再び騎乗調教を再開しましたが、4月に左前肢の繋靱帯炎を再発しましたので、現役続行を断念しました。現在はマシン運動のみで体調管理に努めていますが、歩様は良化しております。皆様には、現状をご理解いただき、繁殖としてご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※本馬の測尺は、体高163㎝・胸囲193㎝・管囲20.0㎝・体重507㎏（6月5日現在）です。

※血統書等の書類は、後日、郵送となりますのご承知おきください。落札者様には、郵送先を事務局までメール等でご連絡下さるようお願いいたします。

※2024年2月23日に左前肢外側繋靱帯部掻把手術を社台クリニックで実施しています。

※ノーザンファーム空港（北海道苫小牧市美沢）に在厩しており、預託料は14.850円/日（税込）です。
6月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ノーザンファーム（インボイス登録あり）