スピリットワールド　　牡６歳　　※中央競馬　登録抹消

スピリットワールドをご紹介いたします。

父はアメリカンペイトリオット (USA) です。アメリカにおけるトップスタリオンの1頭、War Front (USA) の産駒で、メイカーズ４６マイルＳ (米・G1) の勝ち馬です。2021年にデビューした初産駒からスプリングS (G2) 勝ち馬ビーアストニッシド、2世代目産駒からも小倉2歳S (G3) 3着のシルフィードレーヴ、小倉大賞典 (G3) 3着入着、そして先日の安土城S (リステッド) を豪快な末脚で差し切ったラケマーダが輩出。地方競馬においてもグラインドアウトがル・プランタン賞など重賞2勝を上げた後、関東オークス (Jpn2) において3着入着を果たすなど、芝・ダート共に活躍馬が出現しております。

本馬のきょうだいにはJBCレディスクラシック (Jpn1) の勝ち馬ファッショニスタや、JRA競走において3勝を上げたスモーダリング、おいにはヒヤシンスS (L) を制し、全日本2歳優駿 (Jpn1) 2着入着を果たしたコンバスチョン、ヒヤシンスS (L) 3着のアンクエンチャブルなどがおり、本馬はダートへの高い適性を示すファミリーの出身となっております。

本馬は2歳時の2021年10月17日の阪神・芝1600m戦でデビューし、後の中京記念 (G3) 勝ち馬のセルバーグと0秒9差の5着。次戦の同条件戦では後に関屋記念 (G3) を制するトゥードジボンとハナ差の2着と強豪相手に善戦を続けると、3戦目となる同年11月27日、阪神・芝1400ｍ戦では１番人気の支持を集めました。レースでは好位5番手のポジションから、直線で力強く脚を伸ばし優勝。2着馬は後のフィリーズレビュー (G2) 勝ち馬のサブライムアンセムと、ハイレベルなレースを制した本馬でしたが、2021年12月に左前肢に軽度の屈腱炎が判明。長期休養を余儀なくされました。

その後、4歳となった2023年5月13日の京都・ダート1400ｍ戦で競走復帰。外の14番枠からハナを奪う勢いで先行し3番手の位置に収まると、直線半ばからは先行した勝ち馬との追い比べとなり、上がりタイム２位タイとなる37秒５の脚で猛追し、３/４馬身差の２着。ダート転向初戦でいきなり好走し、適性を示しました。以降はダートを中心に出走を重ね、同年12月28日、阪神・ダート1400ｍ戦では鞍上がスタートから押して２番手に導き、４コーナーでは早くも先頭に立つと直線では後続を引き離す一方で２着馬に３馬身半差をつける圧勝。のちにオープンに昇格した3着馬エティエンヌ、現３勝クラスの４、５着馬も相手にしないレースぶりで1勝クラスを卒業しました。

昇級後はこれまでに7戦を消化しており、2025年５月11日、京都・ダート1400ｍ戦においては、11番手から上がりタイム２位となる36秒０の脚で大外から力強く伸び、勝ち馬から０秒5差の３着に入着。しかし、続く同年６月８日の洲本特別 (2勝クラス、ダート1400ｍ) に出走し14着に終わったタイミングで、この度の上場となりました。

本馬は１年半にわたる長期のブランクなど、休養を挟みながら使ってきたために６歳ながら15戦と年齢の割に使い込んでおりません。また、2歳時は後の重賞勝ち馬と激戦を繰り広げ、4歳歳時の1勝クラス戦においても現オープン馬と互角以上の走りを披露し、現級においてもメンバー上位の能力の持ち主です。新天地で更なる鍛錬を積み、もう一花咲かせて欲しいと願うばかりです。

なお、本馬の現状は以下の通りです。

・2021年12月に左前肢に軽度の屈腱炎が見つかったため、4か月間乗り運動を休みました。
その後再発はありません。
　
　・2025年4月19日出走時に喘鳴音が初めて報告されたため、立位での内視鏡検査を行ったところ、
グレード3の喉頭片麻痺(左側）が確認されました。その後実施したオーバーグラウンド内視鏡検査では、
現時点で手術が必要な症例ではないと診断されており、その後2度出走しております。

・全身皮膚病有り

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
6月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）