ニホンピロカミーノ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のジャスタウェイはハーツクライの産駒で、天皇賞（秋）、ドバイデューティフリー、安田記念とGⅠを3勝。5歳春のドバイデューティフリーでは後続に６馬身1/4差をつけるとともにレコードを2秒以上短縮し、同年のワールドサラブレッドランキング単独1位となる130ポンドを獲得しています。2015年からスタッドインし、ホープフルSを制し最優秀2歳牡馬に選出のダノンザキッドやJBCレディスクラシック勝ち馬テオレーマをはじめ多くの活躍馬を輩出。昨年もコレペティトールが京都金杯、ヤマニンウルスはプロキオンSを制すなど、産駒は芝・ダート、距離の長短を問わない活躍を見せています。

いっぽうの母系ですが、母のニホンピロカミーユは未勝利。半兄のニホンピログリットは名古屋で2勝、ニホンピロドーバーは笠松で3勝。2代母のニホンピロビオラは4勝、なお母のきょうだいは3頭がJRAで勝利しています。また3代母で2勝をあげたニホンピロピュアーの仔にローズSを制したニホンピロスワンがいます。遡ると4代母ニホンピロエバートの仔に安田記念を制覇しマイルCSを連覇したニホンピロウイナー、孫には京王杯3歳Sを勝ったテイエムサウスポー。なお4代母の半兄キタノカチドキは皐月賞、菊花賞、阪神3歳Sなど重賞9勝、半妹のリードスワローはエリザベス女王杯馬です。

本馬は2024年12月1日の京都ダート1800ｍ新馬戦でデビュー。馬体重は476キロでした。後方からの競馬となり、向正面からは1頭置かれた展開となります。もっとも直線でバテた馬を1頭交わして7頭立ての6着。勝ち馬からは5秒2離されていました。
12月28日の同距離戦ではゲート出自体は悪くなかったものの、その後のスピードがなく後方から2頭目の追走となりました。3コーナーから徐々に前との差を詰めたものの、1着馬から3秒0差の10着に敗れています。
その後は成長を促すために休養で時間をかけました。今年は6月15日の函館ダート1700ｍ戦から始動。最後方からのレースとなり、3～4コーナーから前へ進出も2秒6差の10着敗退でした。
そして6月28日の函館ダート2400ｍ戦では中団からレースを進めたものの3コーナーから手応えが怪しくなり11着。1着馬からは6秒9離されており、タイムオーバーによる出走制限を課せられました。
前走は距離が合わずタイムオーバーとなってしまいました。このタイミングでオークションへ出品させていただきます。
地方のダートでリスタートし、使いつつの変わり身に期待したいところです。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2025年7月28日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2025年6月8日（土）　1回函館5日　2R　3歳未勝利　　ダ2400m（稍重）
　　　結果11着　　タイム2:41.1（1着馬からのタイム差6.9秒、5着馬からのタイム差4.6秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※全身に皮膚病が見受けられます。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
7月8日（火）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小林 英一