トーアカフウ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ルヴァンスレーヴはデビュー3連勝で全日本2歳優駿を制覇。3歳初戦の伏竜Sで2着に敗れて連勝は止まりましたが、そこからユニコーンS、ジャパンダートダービーを連勝して3歳ダート王となりました。秋初戦の南部杯ではゴールドドリームを破り、続くチャンピオンズCも制し、3歳にしてJRA賞の最優秀ダートホースに輝いています。砂の王者としてさらなる活躍が期待されましたが、4歳時は脚部不安のため出走できず、5歳時に復帰しましたが2戦して白星を挙げられずに引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2024年。産駒のJRA初勝利は9月でしたが、そこから一気に白星を積み上げて2歳戦だけで2桁勝利をマーク。その後も順調に勝ち星を伸ばしています。地方競馬での活躍も目覚ましく、ホッカイドウのソルジャーフィルドはJBC2歳優駿に優勝して全日本2歳優駿で3着。北斗盃、北海優駿にも優勝しています。愛知のサンヨウテイオウは東海優駿を制しており、ダート界の有力種牡馬となりそうな勢いです。

母系を見ますと、半兄のトーアシオンはJRAのダートで2勝。その他のきょうだいは3頭が地方競馬で複数の白星をマークしており、2歳上の半兄トーアカラカウアは金沢、大井で計9勝を挙げています。母トーアティアレは園田で2勝を挙げており、そのきょうだいはJRAで1頭、地方競馬で2頭が勝ち上がり。祖母トーアスカイヴューは不出走でしたが、3代母ランセステューズはフランスで3勝。一族には高松宮記念3着、シルクロードS2着のソルジャーズソングや、京王杯SC3着のエールブリーズ、フィリーズレビュー、函館スプリントSを勝ったソルヴェイグといった日本の活躍馬に加え、豪州の重賞勝ち馬も出ており、非常にスピード色豊かで多彩な活躍を見せるファミリーです。

本馬は2024年12月28日に中山ダート1200mの新馬戦でデビュー。大外16番枠からの発走で、スタートそのものは速くありませんでしたが、ジワッと加速して縦長の展開の中団につけました。道中の手応えも悪くなく、勢いをつけて直線を向くと、前とはまだ差がありましたがひと追いごとに接近し、ラストは馬体を並べてゴール。アタマ差届かずに2着でしたが、メンバー最速の上がりタイムをマークし、素質を示しました。
2戦目の中京ダート1200m戦では2番人気の支持を集めましたが、スタートで痛恨の出負け。道中は馬群から離れた最後方を追走する格好となり、直線では馬群の中を突いて脚を使いましたが8着まで。それでも今回もメンバー最速の上がりタイムをマークしており、0秒5差まで追い上げています。
その後はひと息入れて4月の京都開催で復帰。ダート1400m戦に参戦しましたが、やはりダッシュがひと息で後方からの競馬となり、ラストも差を詰め切れずに16頭立ての14着と思わぬ大敗。その後、距離を替えて2戦しましたが着順が上がらず、時間的にも未勝利戦の期間内での勝ち上がりは難しいと判断し、今回のオークション出品を決断いたしました。
初戦の内容を思えば、素質を秘めているのは間違いないと思いますが、現状では成長が遅いのか、なかなか流れに乗り切れないところがあります。小柄な牝馬で体力面でもまだまだこれからの馬だと思いますし、地方で再出発し、一戦ごとに力をつけていってほしいと願っております。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
7月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：高山ランド (株)（インボイス登録あり）