デルタウェーブ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父リオンディーズはキャリア1戦で朝日杯FSを制し、最優秀2歳牡馬に選出されました。脚部不安により日本ダービー5着がラストランとなりましたが、種牡馬1年目から191頭に及ぶオファーを集める人気ぶり。2020年にデビューイヤーを迎えた初年度産駒からはテーオーロイヤル（天皇賞・春、阪神大賞典）を筆頭に、リプレーザ（兵庫CS）やピンクカメハメハ（サウジダービー）、アナザーリリック（福島牝馬S、アネモネS）などが活躍を見せると、セカンドクロップにあたるインダストリア（ダービー卿CT）やジャスティンロック（京都2歳S）、サンライズホーク（サマーチャンピオンなど交流重賞3勝）などが躍進。以降もロジリオン（クロッカスS、京王杯2歳S2着、NHKマイルC3着）、ミュージアムマイル（皐月賞）といった活躍馬が出ています。キングカメハメハの直子であり、母は名牝シーザリオ。兄弟にG1馬エピファネイア、サートゥルナーリアがいる珠玉の血統は必ずや成功へと結び付くはずです。

一方、母系はヘクタープロテクター（G1仏2000ギニー、仏G1ジャックルマロワ賞など仏G1・5勝）やシャンハイ（G1仏2000ギニー）、シーロ（仏G1リュパン賞、米G1セクレタリアトSなど仏米G1・3勝）を世に送った名繁殖牝馬Korveyaを4代母に、欧州最優秀3歳牝馬Bosra Sham（G1英1000ギニー、G1英チャンピオンS、英G1フィリーズマイル）を曾祖母に持つ、世界的名門ファミリー。半姉ブラウンウェーブ（新馬戦優勝）はフェアリーSで4着、おじロジストームは岩手の重賞を4勝、いとこのDream It Isは米G3スカイラヴィルSを制しています。

デビュー1週前の追い切りでは、栗東坂路で53.8-38.6-24.8-12.4をマーク。上々の動きを見せると、迎えた昨年6月29日の福島・2歳新馬（ダ1150m）では堂々の1番人気に推されました。そして、スタートを決めると、迷わずハナに立ってレースを牽引。2番手以下に3馬身以上のリードを保ち、4コーナーを回ると、そのまま逃げ込みを図りましたが、ゴール寸前にラインパシオンに交わされ、惜しくも2着となりました。道中のハイペースが敗因だと思います。

2戦目は中2週で7月20日の福島・2歳未勝利（ダ1150m）に出走。この日はハナにこだわらず、先頭集団の直後、4番手で折り合うレースセンスの良さを披露。そのまま4コーナーを回り、ラストスパートに入りましたが、前との差がなかなか詰まらず、結局5着でした。ただ、逃げなくても上位争いに加われたことは大きな収穫でしたし、走破タイムもデビュー戦より0秒7速い1分10秒4でしたので、実戦を一度使った効果はそれなりにあったと思います。

その後は成長を促す為、放牧に出したり、またレースでは芝1200mを使ったり、距離を1800mに延ばしてみたり、ダートの短距離戦に戻してみたりと、試行錯誤を繰り返しながら、念願の初勝利を目指していましたが、7月17日の交流競走、大井・フォーチュネイトひまわり特別（ダ1200m）で、4着にハナ差の5着（中央勢としては2番手）となり、3歳未勝利戦があるうちに出走することが難しくなった為、今回のオークションに出品する運びとなりました。なお7月30日の計量で馬体重は490㎏です。

“福島ダ1150mの新馬で2着”という結果から分かるように、スピード能力には高いものがあります。また、先述の通り、曽祖母には英1000ギニー馬がおり、近親にもヘクタープロテクター、シャンハイ、シーロなど、トップサイアーが名を連ねている優秀な母系背景です。競走馬としてはもちろん、将来的には繁殖牝馬としても活躍が見込める逸材ですので、その点を加味して入札をご検討いただければ幸いでございます。

なお、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※登録抹消の手続きの都合により、血統書等の書類は、後日、郵送となりますのご承知おきください。落札者様には、郵送先を事務局までメール等でご連絡下さるようお願いいたします。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※千代田牧場千葉（千葉県山武郡芝山町岩山）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
8月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) 千代田牧場（インボイス登録あり）