ピストンボーイ　　牡４歳　　※中央競馬　登録抹消

父イスラボニータはいちょうS、東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯、そして皐月賞と4連勝でクラシックのタイトルを獲得し、1番人気で迎えた日本ダービーは0秒1差の2着。秋のセントライト記念快勝後は勝ち星から見放されたものの、3、4歳時の天皇賞・秋でともに3着、4、5歳時のマイルCSで3、2着と常にトップクラスの活躍を見せ、6歳時のマイラーズCで久々の勝利を収めると、ラストランの阪神Cをコースレコードで制し、6つ目の重賞制覇で引退の花道を飾って種牡馬入りしました。初年度産駒は2021年よりデビューし、プルパレイがファルコンSで重賞初制覇を収めると、古馬になってからヤマニンサルバムが重賞2勝（中日新聞杯、新潟大賞典）、コスタボニータが福島牝馬S、トゥードジボンが関屋記念を優勝。以降もオメガリッチマン（京成杯2着）、ビヨンドザヴァレー（ターコイズS2着）、ニシノエージェント（京成杯）、ヤマニンアルリフラ（北九州記念）といった芝重賞活躍馬が生まれ、ダートでもバトルクライ（すばるS、オアシスS、欅S、ユニコーンS3着、根岸S3着）などが頭角を現しており、フジキセキの有力後継馬として完成度の高さはもちろん、豊かな成長力にも大いなる期待が寄せられています。

母系に関しては、伯父にPuntrooskie（米G3ボールドヴェンチャーS）、遠縁にRunhappy（米G1BCスプリント、マリブS、キングズビショップS）がいます。母エルフィンコーブはJRAダート1200mで全4勝（昇竜S3着）。1頭の半兄アスクダイアムーンはJRA3戦でダート1勝、現2歳の半弟サトノエスケープは今年7月6日の福島新馬（芝1200m）で0秒6差の4着に入っています。

2021年のセレクトセール出身（7480万円）の本馬は、2023年7月8日の中京芝1400mで馬体重492㎏でデビュー。ダッシュ良く9頭立てで先手を取ると、直線もしぶとさを見せ、のちに京都新聞杯を制す勝ち馬ジューンテイクから0秒2差の3着に逃げ粘ります。適度に間隔をあけながら芝で7着、7着、5着と善戦どまりが続き、12月以降はダートへ転戦。阪神、京都のダート1200～1400mで3戦続けて3着に好走すると、3月の阪神ダート1200mでは新馬以来の逃げる形に持ち込み、直線も二枚腰を発揮して後続を突き放し、堂々の7馬身差で待望の初勝利を収めます。

1勝クラスではなかなかかみ合わず、3歳12月までに6戦して4着2回が最高。4歳を迎えた今年3戦目の4月の阪神ダート1200mでは、16頭立ての中団後方からメンバー2位タイの上がりを使って0秒3差の3着に食い込みましたが、続くダート2戦ともに2桁着順に敗れ、前走は2歳11月以来の芝に戻して先週7月27日の中京芝1200mに馬体重514㎏で臨みましたが、9頭立ての6番手から伸びを欠き、1秒4差の最下位に終わっています。


展開が向いた時もありましたが、現級ではつらい競馬が続いており、このタイミングでオークション出品となりました。地方に環境を変え、リスタートに期待しています。

以下の公表事項をご確認ください。
・レース後は筋肉痛になりやすいので、コトコトした感じが残っています。コズミやすいので、ケアしてください。
・両前の球節も疲れが残りやすくてスッキリしませんが、その状態で使ってきました。
・レース後のレントゲン検査で右後肢の球節内側に骨膜の痕が見つかりました。古い骨膜ですが、見舞金の対象となり、見舞金11号（競走中の3カ月）を適用しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2025年7月25日のレース後、右後肢の球節内側骨膜が判明。事故見舞金11号（競走中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
8月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) スリーエイチレーシング（インボイス登録あり）