ルージュミネルバ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父マインドユアビスケッツは現役時代、主にアメリカのダート短距離を主戦場に活躍。4歳時と5歳時にはドバイへ遠征し、ドバイゴールデンシャヒーン連覇という偉業を成し遂げました。G1を3勝、重賞を計6勝という輝かしい実績を引っ提げ、引退後は日本でスタッドイン。全日本2歳優駿とUAEダービーを制覇し、ブリーダーズカップクラシックでも2着と好走したデルマソトガケを筆頭に、マルカラピッド（エーデルワイス賞）、ホウオウビスケッツ（函館記念）など活躍馬をコンスタントに送り出しています。種牡馬生活も7年目と円熟期を迎え、更なる大物の誕生を期待したいところです。

母系は1970年代から社台ファームが綿々と紡いできた由緒正しい牝系。曽祖母にあたるカッティングエッジはクイーンCなど重賞2勝、通算6勝を挙げた活躍馬です。祖母のファビラスターンといえば、シンガポール国際Cの覇者シャドウゲイトや、2014年度のNAR最優秀短距離馬に輝いたサトノタイガーの母として有名。今日に至るまで絶え間なく重賞ウイナーや重賞好走馬を輩出し続けている名門牝系の出身です。

本馬は2歳時の9月に右前管の内側に発症した骨瘤の影響で調整が遅れ、デビューを迎えたのは3歳6月の東京競馬でした。ここまで2戦を消化して思うような結果が出ず、その後は少し楽をさせてから次走に向けて立ち上げましたが、暑さの影響もあって前走の反動が顕著に出ている状態で、獣医師に診てもらったところ 「腰回りからトモにかけての疲れが抜け切っていない。このままレースに向けて進めていくとなると、ひと息入れて立て直しを図った方がいい」 とのこと。3歳未勝利の番組が組まれているうちの出走が極めて難しくなったため、これまでの成績やレース内容なども踏まえて関係者間で協議した結果、前走を最後に匿名組合契約の終了が決まり、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなった次第です。

まだキャリア2戦。素質の片鱗を見せる前にタイムリミットを迎えてしまった感は否めません。一定の休養期間が必要になりそうですが、疲れが癒えた後はコンスタントに出走を重ねて堅実に賞金を稼いでくれるでしょうし、今後の成長次第ではガラリ一変があっても何ら不思議はありません。地方競馬で複数の勝ち星をマークしているデルマサダヤッコ、ムスメジントーヨーを半姉に持ち、砂巧者を多数送り出している父という血統からも、地方競馬への移籍がいいきっかけになることを期待したいと思います。また、前述の血統背景から将来の繁殖牝馬候補としてもご検討いただければ幸いです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
8月19日（火）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム（インボイス登録あり）