カピオラ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父フィエールマンはデビューこそ3歳1月と遅かったものの、間隔をあけながら無傷連勝を飾り、ラジオNIKKEI賞で2着に好走。3カ月半ぶりの実戦で迎えた菊花賞では中団前めから鮮やかに差し切り、レース史上最少キャリア4戦目で戴冠を飾りました。その後も天皇賞・春連覇を果たすなど、中長距離界をリードし、5歳時の有馬記念3着を最後に引退、種牡馬入り。産駒のデビューは2024年で、中距離以上を中心に続々と勝ち上がり、インパクトシー（ラジオNIKKEI賞3着）のような重賞活躍馬も出ています。フォルテム（摩周湖特別）のようなマイル前後を主戦場とする産駒や、ダートで勝ち上がる産駒もあり、たぐいまれな決め手とスタミナ、成長力を備えていた父を思えば、今後も多くの活躍馬が出てくることでしょう。

母系に関しては、母ベルアリュールⅡが仏G3ヴァントー賞、米G3アシーニアS勝ちの実績馬。叔父にJukebox Jury（G1愛セントレジャー、独G1オイロパ賞など重賞7勝、英G1レイシングポストトロフィ、加G1カナディアンインターナショナルSともに2着）がいます。デビューした兄姉はG1ホースの半姉アドマイヤリード（ヴィクトリアマイル、阪神牝馬S2着）を筆頭に、カレンシリエージョがJRA芝3勝、ベルクレスタがJRA芝2勝（アルテミスS2着）、アドマイヤベルがフローラS勝ちと、7頭中4頭が勝ち上がり、甥にあたるヒロシゲウェーブが笠松重賞・飛山濃水杯を勝っています。

2023年のセレクトセール出身（6820万円）の本馬は、2024年11月9日の東京芝1600mで馬体重422㎏でデビュー。スッと11頭立ての2番手に付けましたが、直線で伸び切れず、勝ち馬から0秒8差の5着に敗れてしまいます。2カ月半あけて今年2月以降も控えて末脚を伸ばしたり、逃げたりと試行錯誤しましたが、なかなか進境が見られず、芝で4戦して6着が最高。前走は条件を替え、8月17日の札幌ダート2400mに馬体重410㎏で臨み、12頭立ての4～5番手を追走しましたが、2周目1～2コーナーで若干位置取りを下げると、その後も後続の追い上げに抵抗できず後退し、最終的に3秒7差の10着に終わっています。

まだまだ線が細く、体力不足が否めません。成長も促しましたが、体が増えてくれませんでした。地方の環境に変わり、リスタートに期待しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※登録抹消手続きの都合上、血統書等の書類は、後日、郵送となりますのでご承知おきください。落札者様におかれましては、郵送先をメール等でご連絡いただきますようお願いいたします。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ノーザンファーム空港（北海道苫小牧市美沢）に在厩しており、預託料は14.850円/日（税込）です。
8月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：フィールドレーシング（インボイス登録あり）