ヴェネチアンレース　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

2歳8月にJRA獣医師によるノドの内視鏡検査を受けた結果、DDSP(軟口蓋背方変位)と診断されました。デビュー戦となった９月の中山・ダート1800ｍ戦では中団内めを追走し、3コーナーで早めに仕掛けましたが、直線で後退し10着に敗れました。レース後、騎手は「ノドはレースに影響はなさそうです」と話していました。短期放牧を経て臨んだ12月の中山・ダート1800ｍ牝馬限定戦では後方からの競馬となり、最後はピリッとした脚は使えず6着でした。レース後、騎手から「テンションが高かったです。ゲートも怪しく、道中の折り合いももうひとつでした」と話しています。3歳2月の東京・ダート1400ｍ牝馬限定戦で10着、続く4月の東京・ダート1600ｍ牝馬限定戦では中団内めを追走し、直線で外に持ち出すと、長くいい脚を使い勝ち馬から1秒1差の3着でした。5月の東京・ダート1600ｍ牝馬限定戦にて７着、芝に出走した７月の福島・芝2000ｍ牝馬限定戦では６着という結果でした。先週8月24日の新潟・芝2000ｍ戦ではスタートで大きく出遅れてしまい、最後までポジションを上げられないまま12着に終わりました。レース後、騎手は「かなりテンションが高く、ゲートの中で首を上下させて、出遅れてしまいました」と話しています。前走で優先出走権を得ることができなかったため、今後３歳未勝利戦への出走は極めて難しくなりました。また、これまでの成績を考慮すると中央競馬において上位争いをするのは難しいと判断し、中央競馬を抹消し、オークションに出品することにしました。ダートは未勝利クラスで3着の実績があり、テンションが高いことを克服できれば、クラスが細かく分かれている地方競馬でしたら、活躍の可能性はあると思われます。新しい環境での活躍を期待します。
血統面では母エレガントマナーは2勝を挙げており、兄姉4頭が中央競馬で勝ち上がっています。また曽祖母は名牝バレークイーンであり、その産駒にフサイチコンコルド、アンライバルド、ボーンキングと３頭の種牡馬が名を連ねています。活力のある牝系に属しており、将来繁殖牝馬としても価値があるといえるでしょう。
なお、DDSPの症状につきましては、よくご理解のうえ、ご入札くださいますようお願いいたします。また普段の調教からテンションが高いところがあります。
脚元がムクみやすいところがあります。


※2024年8月、DDSP（軟口蓋背方変位)と診断を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
8月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ノーザンファーム（インボイス登録あり）