エルキャピタン　　牝２歳　　※地方競馬　在籍

父エピカリスはダートでデビューから連勝を重ね、北海道2歳優駿、ヒヤシンスSを勝って3歳春にドバイ遠征。UAEダービーでサンダースノーと叩き合って2着となりました。その後、米国に遠征してベルモントSに挑戦する予定でしたが、レース直前に跛行のため出走を取り消しています。帰国後もダート重賞戦線を歩み、レパードS3着など上位争いを演じながら勝ち星は挙げられず、4歳時に南関東へ移籍。再スタートを切ったものの、同年秋に故障のため現役を引退し、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2023年。12月の中山ダート1200mの新馬戦でグラスブランシュが勝ってJRA初勝利を挙げています。地方では次々と産駒が勝ち上がっており、門別から大井に移籍したサントノーレは京浜盃に優勝。早くも交流重賞ウイナーが誕生しました。

母系を見ますと、母アルカンシエルは名古屋、兵庫で計9勝を挙げ、園田のA級でも勝利実績があります。全姉のマダムルーチェは佐賀で初勝利を挙げました。伯母に名古屋で7勝を挙げたミュルザンヌ、伯父にはJRAで新馬勝ちしたゴーグルシチーがおり、いとこのアベニンプラナスは門別、大井で計18勝を挙げて重賞にも出走。その子のアベニンドリームは北海道2歳優駿2着、北海優駿勝ちと活躍しています。祖母ダンシングエコーは無敗で皐月賞、ダービーを制したミホノブルボンの半妹という血統で、一族からは皐月賞馬ハードバージ、2冠馬サクラスターオー、天皇賞馬サクラユタカオー、ダービー馬ウイニングチケットなども出ており、多数の大物を送り出してきた日本有数の名牝系となります。

本馬は2025年8月13日に園田1400mの初出走戦でデビュー。スタートダッシュがひと息で先行争いには加われず、道中は離れた最後方を追走する格好となりました。向こう正面でステッキが入り、じわじわと前との差を詰めると、直線も脚を使って3着馬とクビ差の4着まで追い上げましたが、勝ち馬からは2秒9、2着馬からは1秒3離されてのゴールとなりました。
キャリアはこの1戦のみですが、まだ全体的に完成度が低く、良化にはまだまだ時間がかかりそうなことから、頭数整理の意味もあって今回のオークション出品を決めました。牝馬ですが初戦が466kgと馬格もまずまずで、血統的にも地方競馬向き。これからキャリアを積むごとに成長していってくれると思います。今後の伸びしろにご期待いただき、ご検討いただけますと幸いです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
成長途上の馬で体が緩く、気性面でも幼さを残しており、良化には時間がかかりそうな雰囲気です。他場で使いつつ、力をつけていってほしいと思います。（園田競馬西脇・橋本忠明調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社ホースライフ（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月30日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ラ・メール（インボイス登録あり）