エスシーボニー　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ストロングリターンは3歳時のラジオNIKKEI賞で3着になるなど、早い時期から能力の片鱗を見せていましたが、本格化は古馬になってから。条件戦で勝利を積み重ね、5歳時の京王杯SCで重賞初制覇を飾ると、続く安田記念では、同厩舎の3歳馬リアルインパクトの2着に好走します。そのリベンジは翌年。当時の日本レコードとなる1分31秒3をマークし、グランプリボスをクビ差退けてG1初制覇を飾りました。産駒のデビューは2017年で、中央ではリステッド2勝を含めOP特別を3連勝したプリンスリターン（キャピタルS、ポートアイランドS、小倉日経OP、ききょうS、シンザン記念2着、アーリントンC3着、函館2歳S3着）をはじめとして、ツヅミモン（シンザン記念2着）やペイシャルアス（カンナS）、ベルビースタローン（ファンタジーS3着）などがオープンで活躍。地方でもミステリーボックス（園田・摂津盃、姫山菊花賞2着）やニジイロハーピー（園田・のじぎく賞など地方重賞3勝、名古屋・東海優駿3着）、ジェッシージェニー（名古屋・秋桜賞など地方重賞3勝）、クロールキック（水沢・スプリングC、寒菊賞）、プチプラージュ（金沢・金沢シンデレラC、盛岡・オパールC）、フレアリングダイヤ（大井・金盃2着）などが全国の重賞を賑わせるなど、芝はもちろんダートもまったく苦にしないことから、玄人好みの頼れる存在として人気を博しています。

母系に関しては、伯父にリステッドの京都2歳S2着のアグネスドリームがいる他、近親にHudson Landing（米G3サンフランシスコマイルS、オールアメリカンS）がいます。母エスシーハンコックはJRAダート1勝、船橋、金沢で各1勝。初子で現4歳の半兄エスシーアルベルは佐賀10勝を挙げています。

本馬は、今年1月11日の中山ダート1200mで馬体重432㎏でデビュー。好スタートから16頭立ての3～4番手に付けましたが、3コーナーまでに他馬の後ろに控えて砂をかぶると途端に手応えが怪しくなり、3～4コーナーで後退しながら迎えた直線も伸び切れず、勝ち馬から2秒9差の12着に敗れてしまいます。適度に間隔をあけながら3月の同舞台で16頭立ての8着（1秒6差）、5月の新潟ダート1200mで15頭立ての12着（2秒3差）と、ともに控える形で精彩を欠くと、距離を延ばした7月の函館ダート1700mでは楽に先行態勢に入ったものの、向こう正面から後退していき、最終的に7秒0差の最下位。1カ月半あけての前走は距離を一気に縮めて先週8月23日の札幌ダート1000mに馬体重430㎏で臨み、ダッシュ良く12頭立ての3番手に付けましたが、直線で伸びを欠いて1秒1差の9着に終わっています。

前走は短距離で先行力は見せてくれました。現状は体力不足が否めませんが、徐々に良化は見せてくれています。なお前走では両後肢を落鉄していました。蹄が欠けた部分がありますが、削って整えた後は歩様も問題ありません。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
9月2日（火）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：工藤 圭司（インボイス登録あり）