本馬について
父トーセンラーは2011年にG3きさらぎ賞、2013年にG2京都記念とG1マイルチャンピオンSを制覇しています。また、弟のスピルバーグもG1天皇賞(秋)を制覇し、どちらも父ディープインパクトから高いスピード能力を受け継いでいます。
種牡馬としては、芝適性の高い産駒が多く、特にマイル前後の距離を得意とし、現在までにザダル、ドロップオブライト、キャンディードが芝重賞を制しています。
母ゴールドケープは、6月の2歳新馬でデビューをすると4戦目の芝1,600㍍で勝ち上がり、次走のG3ファンタジーSで5着に入着。自己条件の白菊賞を勝って臨んだG1阪神ジュヴェナイルフィリーズでは、ソウルスターリングの1.0秒差6着に健闘しています。明け3歳になってからもG2フィリーズレビュー3着と、芝の1,400~1,600㍍戦で活躍しました。また、祖母のジュエルオブナイルはG3小倉2歳ステークスを制していて、スピード能力に長けた母系といえます。
本馬は2歳2月と9月に馬房内にて右下唇裂傷を負って騎乗を控えた期間もございましたが、脚部等に問題は無く順調に調整し2歳11月に栗東TCへ初入厩致しました。12月12日京都・2歳新馬(芝1600m)では中団から脚を伸ばして6着、3戦目の6月15日函館芝1200mで4着好走もございましたが、8月31日札幌ダ1700mで掲示板内の着順を得られず今回のオークションへ上場する運びとなりました。
小柄な牝馬ではありますが、デビューしてからは脚もとや健康面での不安もなく、出走を重ねることが出来ています。ダート出走は8月31日札幌ダ1700m13着の1戦のみですが、ジョッキーの感触としては「ダートの走り自体は悪くなかった」という話もあり、今回の移籍をきっかけに活躍出来る可能性は秘めていると思います。また、祖母は重賞勝ち馬、母は重賞入着馬という血統背景から将来的には繁殖牝馬としてもご一考頂ければと思います。
なお、前述致しました2歳時に右下唇裂傷を負った箇所(口角)に痕が残っておりますが、走りへの影響は無かったと報告を受けております。
その他に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、上記を十分にご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握、およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願い申し上げます。
なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。
※南関東4競馬場への転入はできません。
※島上牧場(滋賀県栗東市荒張)に在厩しており、預託料は10,450円/日(税込)です。
9月9日(火)より落札者様の預託料負担となります。
販売申込者:社台ファーム(インボイス登録あり)
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