デュピュイドローム　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

１歳６月に右前脚橈骨遠位端の骨片摘出手術を実施しました。術後の経過は良好で、順調に調教が進み、2歳8月の新潟戦でデビューを予定していましたが、馬体に緩さがあるとともに連日の暑さによる疲れからトモがついてこない印象で、このまま出走しても良い結果がでるのは難しいことから、いったんノーザンファーム天栄に放牧することになりました。また美浦トレセン在厩時にノドが鳴っていたことから、ノーザンファーム獣医師によるノドの検査を実施したところ、喉頭片麻痺の診断を受けました。9月にノドの披裂軟骨を外方へと糸で引っ張ることで、通気に必要な広さの気道を維持するという喉頭形成術（タイバック手術）を受け無事に終了しています。その後は順調に調整され、デビュー戦となる3歳3月の中山・ダート1800ｍ戦では中団を追走しましたが、最後の直線で前との差を詰められず11着でした。レース後、騎手は「レース中に呼吸はしっかりしており、ノドは問題なさそうです」と話しています。放牧を挟んで出走した6月1日の東京・ダート1600ｍ戦では先行3番手を追走し、直線に入ってからは勝ち馬に差を広げられてしまいましたが、しぶとく脚を伸ばして、勝ち馬から０秒7差の3着に入っています。続く6月14日の東京・ダート1600ｍ戦では道中は逃げて後続を引っ張りましたが、最後は脚色が悪くなり10着でした。短期放牧を行い9月の中山戦への出走に向けて調教を進めていましたが、息遣いが悪いことに加え、歩様に硬さが出てきてしまいました。軽めキャンターで調整しようとしても躓く感じで、追い切りの段階まで進めることができない状況です。そのため来週で終了してしまう３歳未勝利戦への出走はきわめて難しいと言わざるをえず、今までの成績から中央競馬の１勝クラスで上位争いを行うことは厳しいと判断し、中央競馬を抹消してオークションに出品することにしました。ダートは3戦して3着1回の成績があり、しっかり調教を積むことができれば、クラスが細かく分かれている地方競馬なら活躍の可能性がありそうです。新しい環境での活躍を期待します。
左前脚の膝、球節部分に張りがみられますが、レントゲン検査を行い、骨には異常はありませんでした。調教では歩様が硬く、息遣いが荒いところがあります。息遣いの荒さが手術を行った喉頭片麻痺によるものかどうかは分からないのが現状です。喉頭片麻痺の症状につきましては、記載内容をご理解のうえ、ご入札ください。ノドの状態につきましては、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。


※2024年9月（2歳時）、喉頭片麻痺（グレードⅢ）の診断を受け、喉頭形成術（タイバック手術）を実施しています。

※2023年6月（１歳時）、右前脚橈骨遠位端骨折を発症。同月に骨片摘出手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
9月9日（火）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) サンデーレーシング（インボイス登録あり）