ランドチャーター　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

本馬は1歳馴致前より両前肢繋靭帯炎を有しており経過観察の既往を持ち、2023/12/27に左前肢球節の捻挫の際に発症した軟骨片除去手術を実施しています。その後も患部の経過や歩様等を確認しながら調教を行いレースに出走しています。
2025/8/21の門別競馬出走後、左前肢の跛行により、ノーザンファームへと放牧になりました。超音波検査により、同肢外側繋靱帯遠位付着部炎の再発が確認されました。約2か月程は休養が必要と見込んでいます。現在はウォーキングマシンでの運動で経過を確認していますが、跛行は解消し腫れも徐々に落ち着いてきております。今後も繋靭帯炎を抱えながらではありますが、肢のケアを行いながらのレース出走は可能と見ています。

父サートゥルナーリアは名牝シーザリオの子で、デビュー3連勝でホープフルSを制覇。3歳初戦の皐月賞も制し、続く日本ダービーでも断然人気を集めましたが、ここは同厩舎のロジャーバローズの4着に敗れ、初黒星を喫しました。秋は神戸新聞杯を快勝して天皇賞・秋へ駒を進め、ここはアーモンドアイの6着に敗れましたが、年末の有馬記念では2着と改めて能力を示しています。4歳時は初戦の金鯱賞を完勝し、宝塚記念に向かいましたが、ここは4着まで。その後はなかなか体調が整わず、レース出走はかなわずに引退、種牡馬入りしました。初年度から200頭以上の種付け頭数を記録し、産駒がデビューした2024年から順調に勝ち上がり頭数を増やしています。毎日杯を制したファンダム、京都新聞杯を快勝したショウヘイなど重賞ウイナーも誕生しており、産駒たちは今後ますます活躍の場を広げていきそうです。

母系を見ますと、半兄エピファニーは小倉大賞典の勝ち馬。母ルールブリタニアはJRAの芝で1勝を挙げ、その全姉にはオークス、秋華賞の2冠牝馬ミッキークイーンがいます。いとこにはエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ、愛知杯勝ち馬ミッキーゴージャス、京都新聞杯勝ち馬ショウヘイがおり、祖母ミュージカルウェイは仏G2ドラール賞などに優勝し、香港C3着の活躍馬です。一族からは南アフリカの重賞勝ち馬なども出ていますが、今後日本でますます発展していきそうなファミリーです。

本馬は2025年7月22日に門別1000mのC4戦でデビュー。互角のスタートからダッシュもつき、飛ばした逃げ馬を2番手で追走しました。4コーナーでは外を回って直線を向き、ラストは3頭による追い比べとなりましたが、ゴール前では余裕のある手応えで抜け出して2馬身差で快勝。1番人気に応え、遅い初陣を飾りました。
2戦目は8月に1200mのC4特別に出走。ここでも1番人気に支持され、最内枠から好位の内めを追走すると、直線半ばで反応良く抜け出し、後続の追い上げをクビ差しのいで連勝を決めています。
これでクラスが上がり、3戦目は同距離のC3戦に出走。ここも好位で運び、直線では内から抜け出しを図りましたが、ラストでもうひと伸びを欠いて4着と初黒星。それでも勝ち馬から0秒3と差がなく、めどが立つ走りでした。
ところが、このレース中に左前繫靭帯炎を発症していたことが判明。休養が必要なタイミングとなったため、今回のオークション出品を決めました。今後に期待をしていた馬で、故障は残念ですが、先々に向けていい休養となる可能性もあるでしょう。血統的にも大きな可能性を秘めた一頭ですし、新たなオーナー様の下でポテンシャルを最大限に発揮してくれればと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
デビューから2連勝を果たし、これからさらに良くなってくれると期待していただけに残念です。（ホッカイドウ競馬・田中淳司調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※血統書等の書類は、後日、郵送となりますのでご承知おきください。落札者様におかれましては、郵送先をメール等でご連絡いただきますようお願いいたします。

※ノーザンファーム早来（北海道勇払郡安平町早来源武）に在厩しており、預託料は14,850円/日（税込）です。
9月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉田 和美（インボイス登録あり）