ノクターナル　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父キタサンブラックはブラックタイドの産駒で、菊花賞と春秋の天皇賞、ジャパンC、有馬記念などG1を7勝。古馬になってからは2年連続で年度代表馬に選出され、2018年からスタッドインしています。初年度産駒のイクイノックスが天皇賞・秋連覇やドバイシーマクラシック、ジャパンC、有馬記念などG1・6勝で父同様2年連続での年度代表馬に選出。その後もソールオリエンスは皐月賞馬となりダービーで僅差の2着。現3歳世代ではクロワデュノールがホープフルSと日本ダービーを制覇して世界へ。またダートではウィルソンテソーロがJBCクラシックに勝利し、チャンピオンCで2着に入るなど、スーパーサイアーぶりを遺憾なく発揮しています。

一方、母系を見ますと、母ノーバザーは名古屋で4戦して2着2回、3着1回。祖母Hoh Buzzardは米G2ミセズリヴィアSを勝つなど、欧米の重賞やリステッドレースで活躍しました。おばにVia Villaggio（米G3レイルバードS、米G1アラバマS3着）やDeclarationwarrior（米G3ヒアカムズザブライドS3着）、おじにLittle Curlin（米G3アメリカンS2着）、いとこにPeacock Lass（米G3ホイムジカルS2着）、Doubly Blessed（米G2ケルソH3着）、Gran Enemiga（亜G3ベロシダド賞2着）、近親にAshdown Express（英G3ベンティンクS、英G1ジュライC2着）と活力に富む、英国由来のファミリーになります。

3歳3月にデビューに漕ぎ着けたものの、JRAでは2戦してともに二桁着順に終わったことから、同年5月より名古屋へ移籍しました。名古屋では移籍初戦となった5月31日の名古屋・3歳11組（ダ1500m）を2馬身半差で快勝。続く6月25日の名古屋・3歳7組（ダ1500m）も3馬身差、7月24日の名古屋・3歳4組（ダ1500m）も1馬身差で勝利し、破竹の3連勝を飾りました。そして、同年9月より南関東の浦和へ転入し、今日に至ります。浦和でもいきなり9月18日の浦和・ランチタイムチャレンジ（ダ1400m）を5馬身差で圧勝するなど、上々の滑り出しとなりました。ただ、3歳限定戦はこれがラストとなり、その後はC2クラスに格付けされました。もちろんC2クラスでも能力上位の存在であることは分かっていましたが、同級では6戦して2着3回、3着1回とあとひと押しが足りません。

馬券圏内を外した2戦に関してですが、昨年11月18日の浦和・浦和エイトチャレンジ（ダ1400m）は馬がレース途中で走ることをやめてしまった感じで、鞍上の笹川翼騎手も無理をさせなかったことから、1着から8秒2の12着となりました。制裁は受けていませんし、ケガなどによるものでもありません。その後は放牧に出してリセットしました。また、今週9月8日の川崎・マイアミ賞（ダ1400m）は、初めての場所、遠征で、馬が戸惑っていた様子で、レースでもいつもの走りができなかったとのこと。決して力負けではありません。

今回、所有馬の入替整理の都合があり、選定した結果、本馬であれば即戦力候補として胸を張って皆さまに引き継いでいただけると思い、オークションに出品することになりました。また、祖母をはじめ、重賞での活躍が目立つ馬が近親に多くいる母系背景。また、イクイノックスや、今年のダービー馬クロワデュノールなどを輩出したトップサイアーのキタサンブラックの産駒でもあり、将来はこの血統背景を存分に生かして、繁殖牝馬としても活躍が期待できる逸材です。ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走でレース中に右トモをぶつけてしまったようで、やや腫れがありました。歩様等に問題はありません。右前はエクイロック装蹄で使っていました。（浦和競馬・水野貴史調教師）


※2025年3月21日の競走にて、疾病（感冒）のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
9月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：橋元 勇氣（インボイス登録あり）