アンボワテ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

本馬は成長速度がスローだったことから、今年5月京都・未勝利戦（芝1400ｍ）でのデビューとなりました。既走馬相手にスタートが決まらなかったこともあって、後方からレースの流れに乗ることができず16着でした。2戦目は地方交流競走の7月金沢・ダート1500ｍ戦に出走、前半は初めてのキックバックを気にして追走に苦しんだものの、直線で外に持ち出されてからは行き脚がついて５着と掲示板を確保しました。舞台を芝に戻して臨んだ前走、９月阪神・芝1600ｍ戦では、大外枠もあって、外に寄れながらのスタートとなったことで出遅れてしまい、直線はこの馬なりに伸びてきたものの18着に敗れています。来週で終了する３歳未勝利戦への出走が難しくなったことから、今回新たな活躍の場を求めてオークションに出品する運びとなりました。わずかキャリア３戦と、まだまだ良化の余地を残す現状で、地方の現地競馬でコンスタントにレース経験を重ねていくことにより、今後の変わり身が期待できそうです。

父ミッキーアイルはディープインパクト産駒で、2歳時に京都・芝1600ｍ戦をレコード勝ちすると、そこから破竹の5連勝でNHKマイルC(G1)を制しました。その後はマイルCS(G1)を含む重賞3勝をあげて種牡馬入りしています。種牡馬としてはG1勝ち馬こそ出ていないものの、数多くの産駒が重賞戦線で活躍しています。ダート戦においても、ウィリアムバローズが、昨年1月京都・東海S(Ｇ２)、9月船橋・日本テレビ盃(JpnⅡ)を優勝しています。
また母系を辿れば、祖母ザレマは京成杯オータムH(G3)勝ち馬で、その母シェンクからは古馬になってオープン入りを果たした馬を数頭輩出しており、成長力のある血統背景もうかがえますので、繁殖牝馬としての価値も見出せるかもしれません。

なお、本馬はゲートに課題が残っていることから、前走は先入れとなっており、進入でやや躊躇するところを見せました。また、発進不良〔外側に逃避〕のため注意を受けていますが、発走再審査などの制裁は科されていません。時おり、装鞍や馬場入りでも気難しい面を見せることがあるため、注意が必要です。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2025年9月6日の競走において、発進不良（外側に逃避）となっています。

※現在、胸前・頚・左トモに皮膚病が見受けられます。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
9月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム（インボイス登録あり）