ブルーブレイブ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父キタサンブラックはG1通算7勝を挙げ、2016、17年のJRA賞年度代表馬にも輝きました。無傷3連勝でスプリングSで重賞初制覇を飾り、皐月賞で3着に好走。日本ダービーは14着に敗れたものの、秋はセントライト記念、菊花賞と連勝で初のビッグタイトルを手にします。4歳になって天皇賞・春を制して以降は古馬の中心馬としての地位を確立し、5歳春までにジャパンC、大阪杯、天皇賞・春連覇とG1タイトルを積み上げると、秋には天皇賞を春秋制覇。そして引退レースとなる有馬記念では近2年で3、2着と敗れていた雪辱を果たし、有終の美を飾って種牡馬入りしました。産駒のデビューは2021年で、東スポ杯2歳Sで重賞初制覇を飾ったイクイノックスは皐月賞、日本ダービーともに2着に好走すると、秋に天皇賞、有馬記念と制してJRA賞年度代表馬を獲得。4歳時にはドバイシーマクラシックをレコードで制して世界ランキング1位の評価を得ると、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンCとG1・6連勝を飾って世界最強のまま引退、種牡馬入りしました。ファーストクロップからは他にもガイアフォース（セントライト記念、安田記念2着、フェブラリーS2着）、ウィルソンテソーロ（JBCクラシックなど交流重賞4勝、チャンピオンズC2着2回）、エコロデュエル（中山グランドジャンプ、京都ジャンプS、中山大障害2着）とダートや障害も含めた重賞活躍馬が多数輩出。以降もソールオリエンス（皐月賞など重賞2勝、日本ダービー、宝塚記念ともに2着）、スキルヴィング（青葉賞）、クリスマスパレード（紫苑S）、ラヴェル（アルテミスS、チャレンジC、エリザベス女王杯2着）、クロワデュノール（日本ダービー、ホープフルS、東スポ杯2歳S、仏G3プランスドランジュ賞）、ピコチャンブラック（スプリングS）といった重賞勝ち馬が出ており、種牡馬界をリードする存在となっています。

母系に関しては、3代母Elizabeth Bayが仏G3エクリプス賞勝ち、英G1コロネイションS2着の実績馬。伯父にJRA芝4勝、岩手15勝のワールンガがいる他、近親にCutlass Bay（仏G1ガネー賞など重賞3勝）、Crown Walk（仏G3クロエ賞勝ち、G1ロートシルト賞2着）、Bayeux（米G3リヴァーシティH、G1フランクEキルローマイル）がいます。母スリーシスターズはJRA5戦で2着1回が最高でしたが、デビューした半兄2頭のうち、ナナンが姫路2勝を挙げています。

2023年の北海道セプテンバーセール出身（1760万円）の本馬は、2024年8月25日の新潟芝1600mで馬体重478㎏でデビュー。立ち遅れて17頭立ての中団追走となりましたが、直線でメンバー最速タイの上がりを使って0秒5差の3着に入ります。中2週の中山芝1600mで13頭立ての4着（0秒3差）に善戦後、右前の球節剥離骨折発症が判明（下記に詳細）し、長期休養を余儀なくされましたが、10カ月半ぶりの実戦となった今年8月の中京芝1600mに馬体重490㎏で臨むと、16頭立ての中団からメンバー3位の上がりを使って鋭く伸び、半馬身差の2着に好走。類いまれな能力を改めて感じさせましたが、中1週の中京芝1400mでは17頭立ての3着（0秒3差）と差し脚届かず、中2週の前走は9月6日の阪神芝1600mに馬体重492㎏で臨み、18頭立ての6番手から伸びを欠いて0秒8差の9着に終わっています。

勝ち切ることができず、このタイミングでオークション出品となりました。ダートは未知数ですが、慣れれば問題ないと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2024年9月16日の競走で右前球節剥離骨折を発症。事故見舞金11号（競走中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）の適用を受けています。クリーニング手術を実施した経緯があります。休養を経て立て直しました。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※栗東ホース具楽部（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
9月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡田 甲子男