マッセダムール　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父のレイデオロはキングカメハメハ産駒2頭目の日本ダービー馬。4歳秋にも天皇賞を制した名馬で、2020年からスタッドイン。産駒は古馬になって活躍が目立ち、初年度産駒からサンライズアースが阪神大賞典、アドマイヤテラは目黒記念、トロヴァトーレはダービー卿CTを制覇と複数の重賞勝ち馬を輩出しました。

母系はアルゼンチンの名牝系で伯母のライフフォーセールは亜G1のブエノスアイレス大賞とラプラタオークスを制しています。また阪神JFに優勝するなど重賞6勝のダノンファンタジーは本馬の従姉妹にあたります。母ドロミティにはリーディング上位サイアーが続々と配合されており、牝系の益々の発展が期待されます。

本馬は2025年1月にJRAデビューし3戦とも着外で、6月のサラブレッドオークションに出品されました。ダートは1戦使われましたが、スタート後のポジション争いで他馬との接触があり、馬が走る気を無くしてしまった事が敗因でした。接触するまでの走りは悪くなく、ダート適性は高いと判断して落札しました。
7月に岩手競馬移籍後は破竹の5連勝、うち4勝で上がり最速を記録して、レース内容は上昇の一途を辿ります。3勝目、8月17日のレースは3歳オープン戦に格上挑戦も1番人気に推され、盛岡1200mを1分12秒台の好タイムで快勝。その後は距離延長で盛岡1400、そして右回りの水沢1400と条件替わりを試してみましたが、いずれも危なげない楽勝でした。

主戦騎手からも重賞でも面白そうと評価され、10月5日の牝馬重賞、ヴィーナススプリントが目標でしたが、9月15日の登録時点では賞金順で除外が濃厚となりました。これからも活躍できる素質馬ですが、あと180万賞金を加算すると、JRAに再転入で2勝クラスに格付けされてしまう為、JRA1勝クラス、または南関東で転入条件の良いタイミングで次のオーナーに引き継ぐのが良さそうと、悩みましたが決断しました。重賞を目標にしていたぐらいで、前走後もコンディションは良好で、続戦が可能です。馬体が1戦毎に増えているように、まだ成長が見込める3歳馬で、今後の活躍を期待できると思います。

【本馬についての現状説明】
こちらに来て、いい走りを続けてくれましたが、オーナーサイドの入替のタイミングで出品となりました。スピードもありますし、距離もある程度の融通がききそうですし、まだまだこれから活躍できると思います。脚元等も不安なく丈夫な子です。（水沢競馬・伊藤和忍調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※水沢競馬場・伊藤和忍厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：徳田 直樹（インボイス登録あり）