オニムシャ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父シルバーステートは仏G3・2勝の母シルヴァースカヤに名馬ディープインパクトという配合で、その体つきや柔らかい動きがデビュー前から高い評価をされていました。2歳7月の初陣は2着に敗れたものの、勝ち馬はのちにヴィクトリアマイルを制すアドマイヤリードでした。続く未勝利戦を5馬身差＆レコードで圧勝。紫菊賞も連勝してクラシックの有力候補に名乗りを挙げましたが、左前の屈腱炎などで長期休養を余儀なくされます。1年7カ月ぶりに実戦復帰すると5月、6月と条件戦を連勝してオープン入り。その後、今度は右前に屈腱炎を発症し引退、種牡馬入りとなりました。圧巻のパフォーマンスを見せた5戦4勝に生産界も注目し、初年度の2018年は191頭に種付け。その中からウォーターナビレラがファンタジーSで重賞初制覇を飾り、桜花賞で2着に好走、プリンシパルS勝ちのセイウンハーデスは重賞2勝（七夕賞、エプソムC）、リカンカブールは中山金杯を優勝（他にオールカマー3着）と飛躍を遂げました。2世代目からはエエヤン（ニュージーランドT、ダービー卿CT2着）、ショウナンバシット（若葉S、札幌日経OP、タイランドC）、カルロヴェローチェ（ファルコンS2着）、メタルスピード（スプリングS3着、皐月賞4着）、セッション（アーリントンC、京都金杯ともに2着）、3世代目からもラヴァンダ（フローラS2着、秋華賞4着）、4世代目からもランスオブカオス（チャーチルダウンズC、朝日杯FS3着）などが輩出。その活躍は勢いを増すばかりです。

母系に関しては、近親にKarasta（英G3メイヒルS、仏G1マルセルブサック賞2着）、Kasthari（英G2ドンカスターC）、Kargali（愛G3グラッドネスS）がいます。母スパイチャクラはJRA芝1200mで3勝。他のきょうだい3頭のうち、半姉ドナヴィーナスがJRA芝1200mで1勝を挙げています。

2023年の北海道セレクションセール出身（3850万円）の本馬は、2024年6月23日の京都芝1800mで馬体重440㎏でデビュー。ダッシュ良く8頭立ての3番手に付けましたが、最内に進路を取った直線では雨中の重馬場のなか伸び切れず、のちの日本ダービー5着の勝ち馬エリキング（京都2歳S、神戸新聞杯）から1秒0差の5着に敗れてしまいます。以降も距離を短縮したり、延ばしたり、ダートを試したりするなかで大きな進境は見られず、今年4月までの5戦で6着が最高でしたが、2カ月半ぶりの実戦となった7月の函館芝1800mでは、重馬場のなか逃げて0秒6差の4着に善戦。北海道滞在での4、11着を経て、8月の中京芝2000mでは18頭立てで逃げて0秒3差の3着に好走します。待望の勝機もうかがわせた前走は9月15日の阪神芝2200mに馬体重442㎏で臨み、18頭立ての最内枠から先手を取りましたが、直線入り口でかわされると抵抗できず、2秒2差の15着に終わっています。

差のない競馬も見せてくれましたが勝ち切れず、このタイミングでオークション出品となります。先行力を生かし、地方でリスタートしてほしいです。

なお、デビュー3戦目の2024年9月22日に使った後は約6カ月空いていますが、リフレッシュ放牧によるものです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※栗東ホース具楽部（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
9月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：鈴木 康弘（インボイス登録あり）