ラインフェルネ　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父ビッグアーサーは3歳4月に既走馬相手の未勝利戦でデビュー勝ちし、その後もけがによる長期休養を挟みながら5連勝でオープン入り。重賞初挑戦となった北九州記念でベルカントの2着に敗れて初黒星を喫しましたが、続くオパールSでは1分6秒7の好時計勝ちで改めて能力の高さを見せつけました。5歳時の高松宮記念では1番人気に応えて快勝し、スプリント界の頂点に立っています。6歳時のスプリンターズS6着を最後に引退、種牡馬入りし、産駒のデビューは2021年。トウシンマカオは京王杯2歳S2着と早くから能力の高さを示すと、3歳時から6歳時まで京阪杯連覇、オーシャンS、セントウルS、京王杯SCと毎年重賞タイトルを積み重ね、スプリンターズSで2着に好走しています。グットディールが昇竜Sで3着になるなど、産駒は芝、ダートを問わずマイル以下で存在感を示し、2世代目以降もブトンドール（函館2歳S）、ビッグシーザー（京阪杯）、カンチェンジュンガ（セントウルS、阪急杯）などが重賞で活躍。地方競馬でも重賞好走馬が出ており、サクラバクシンオーの有力な後継種牡馬となっています。

母系に関しては、母ラインシュプールは未勝利、2番子で現2歳の半妹ナインピースは9月13日の金沢ダート1400mでデビュー（4着）したばかりですが、近親にはフサイチエアデール（4歳牝馬特別、シンザン記念など重賞4勝、桜花賞2着、エリザベス女王杯2着2回）、ライラプス（クイーンC）、フサイチリシャール（朝日杯FSなど重賞3勝）、ノームコア（ヴィクトリアマイル、香港Cなど重賞5勝）、クロノジェネシス（秋華賞、宝塚記念連覇、有馬記念など重賞6勝、阪神JF、大阪杯、ドバイシーマクラシックいずれも2着）、アドマイヤエイカン（札幌2歳S）と多くの重賞ウイナーが並びます。

母の初子となる本馬は、2024年12月11日の園田ダート1400mで馬体重443㎏でデビュー。7頭立ての5番手追走となると、序盤は何度か頭を上げる場面があり、直線で伸び切れず、勝ち馬から2秒4差の5着に敗れてしまいます。次戦は3カ月あけて距離を短縮し、今年3月の園田820m（C2）へ。若干立ち遅れながらも8頭立ての5番手で先団に付いていき、4コーナーで射程圏に入ると、直線で外からメンバー最速の上がりを使って差し切り、0秒3差の快勝で初勝利を収めます。その後は距離を延ばして園田1230m（C1C2）で8着、園田1400m（C1）で12着と精彩を欠く内容が続きましたが、再び距離を短縮した5月の園田820m（C1C2）では、12頭立ての中団からメンバー最速タイの上がりを使って0秒8差の5着。2カ月半後の同舞台（C3）では12頭立ての中団からメンバー最速の上がりで鮮やかに差し切り、0秒2差で2勝目を手にします。その後も園田820mを走りましたが、2戦ともに掲示板に載れず、前走は先週9月18日のC2戦に馬体重462㎏で臨み、12頭立ての後方4番手から伸びを欠き、0秒7差の10着に終わっています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
現級で勝ち負けするには、まだ時間がかかり、頭数整理でオークション出品となりました。返し馬の後、ゲート裏でテンションが高くなるので、注意してください。しまいの脚は使えるので、直線の長いコースの方が合うと思います。（園田競馬・吉見真幸調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬場・吉見真幸厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：大澤 繁昌（インボイス登録あり）