ファルコンソード　　牡６歳　　※地方競馬　在籍

父スマートファルコンは近年を代表するダート王。3歳時には芝のジュニアCを勝っていますが、その後の芝では思うような結果が出ず、ダートに戻してから本領を発揮しました。3歳秋の白山大賞典で重賞初制覇を飾ると、それ以降は交流重賞中心のローテーションが組まれます。JBCスプリント2着を挟み、浦和記念から重賞6連勝。5歳秋のJBCクラシックで待望のG1初制覇を飾ると、そこから9連勝と、勢いに乗ると止まらないところがあり、7歳時のドバイワールドC10着を最後に引退するまで、交流重賞19勝、G1は6勝を挙げています。産駒のデビューは2016年。産駒は圧倒的にダートで強く、JRAの勝ち上がりも9割以上がダート。4勝を挙げたリヴェルディや、アシャカダイキ、リワードアンヴァルといったオープン馬を送り出し、オーヴェルニュは東海Sに優勝。シャマルはかしわ記念を連覇しました。また、地方競馬でも数多くの重賞勝ち馬を送り出しています。

母系を見ますと、母エイシンサンタフェは兵庫で3勝。半兄カサデガはJRAで障害を含む3勝を挙げたのち、名古屋のA級でも勝利。半弟フークピグマリオンは東海3冠馬で、古馬になってからも重賞で活躍しており、名古屋グランプリでは4着となっています。伯父に米G3アイオワダービー3着のマッチョブルがおり、米国で1勝の祖母タイムイズタウトのきょうだいにも米国のリステッドレース勝ち馬がいます。4代母アキスフォーラックは米G1ヴァニティH勝ち馬で、一族にはクラスターC勝ち馬ゴールデンチェリー、名古屋グランプリ勝ち馬ワイルドソルジャー、重賞3勝馬ウキヨノカゼなど、日本での活躍馬が多数名を連ねています。

本馬は2021年7月30日に川崎1400mの新馬戦でデビューし、後続に8馬身差をつけて逃げ切り。圧巻の走りで初陣を飾りました。2戦は1500mの1組戦で4着と人気を裏切りましたが、続く1600mのオープンで3着のあと、4戦目に同距離のオープンを早め先頭から押し切っています。
これで2歳戦は終了。3歳時は初戦に1600mのオープンで6着と失速しましたが、2戦目には1500mの1組特別を1馬身半差で完勝。これで弾みをつけ、3冠第1戦の羽田盃に挑みましたが、後方から脚を伸ばし切れず、15頭立ての12着に終わりました。
その後は古馬相手のB2に格付され、自己条件戦か同世代のオープン、重賞に参戦。2000mのオープン芙蓉賞で3着、1600mのB2で2着と好走を見せ、11月に1500mのB2戦を差し切り、通算4勝目をマークしています。
その後にもう1戦してひと息入れ、4歳5月に復帰。叩き2戦目に1600mのB1下で3着、11月には1400mのB2下で3着になるなど、4歳時は勝ち星こそ挙げられませんでしたが、クラス上位の走りを見せました。
5歳時も年明けから安定した走りを続け、3月に1400mのB2下、7月に1500mのB1下を勝利。10戦中7戦で掲示板を確保しています。6歳となった今年も安定感は抜群。B1下で2度の3着があり、堅実な末脚でここ4戦続けて掲示板を確保してくれましたが、前走後に右前の捻挫を発症。休養が必要となったため、今回はオークションに出品させていただきます。
2歳時から活躍しながら、現在もパフォーマンスを落とさずに活躍してくれており、復帰後も堅実に賞金を稼いでくれると思います。距離も1400mから2000m前後までこなしてくれていますし、活躍の場が広いのもセールスポイント。現状をご理解の上、ご検討いただけますと幸いです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走後に右前球節捻挫を発症し、放牧に出しています。獣医の所見では、1週間くらい休養してから運動が再開できるとのこと。現在は牧場でウォーキングマシンによる運動のみ行って体調を管理しています。これまで間隔をあけたときはリフレッシュ休養によるものです。なお、左前に瘤があります。（川崎競馬・高月賢一調教師）


※2021年9月14日の競走にて、疾病のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※TSステーブル（茨城県牛久市奥原町下山）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。午後の退厩の場合、預託料をご負担いただきますのでご承知おきください。  
9月27日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗山 正（インボイス登録あり）