トーセンリゲル　Tosen Rigel　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

おじのトーセンファントムは、2007年セレクトセール・サラブレッド当歳セッションにて9450万円という高額で落札しました。東京スポーツ杯2歳Sで2着と好走した後に臨んだ朝日杯FSで故障を発生し、競走能力喪失の診断によりやむなく引退。サウジアラビアロイヤルCの勝ち馬で、オーストラリアへ移籍後、芝レースとして世界最高賞金額となるジ・エベレストで3着と好走したブレイブスマッシュなどを種牡馬として送り出しています。いとこにあたるロゾヴァドリナは、盛岡・オーロC（芝1700m）3連覇を達成。オパールCを含めて重賞4勝を挙げている芝巧者です。祖母のエリザベスローズはセントウルSの勝ち馬で、フサイチゼノン（弥生賞）、アグネスゴールド（スプリングS、きさらぎ賞）、リミットレスビッド（根岸S、ガーネットSなど）といった重賞ウィナーを送り出している名繁殖牝馬でもあります。
本馬は2歳6月にJRAでデビューしました。5戦を消化した後に南関東へ移籍し、現厩舎への転厩初戦となった今年3月26日の大井戦で2着と好走。初勝利は時間の問題かと思われたものの、その後はなかなか思うような結果を出せていないことから、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなった次第です。相手関係や条件次第では十分やれるでしょうし、良化の余地を多分に残しているだけに、まだまだ変わり身が見込めるはず。長い目で見ていただければ幸いです。また、ここまで大きな故障もなくコンスタントに出走を重ねており、移籍先でも堅実に賞金を稼いでくれるのではないでしょうか。数を使いたいオーナー様にはうってつけの1頭だと思います。

【本馬についての現状説明】
ここまでのレース内容を見る限り、直線の長い大井コースは合わなかった印象。輸送競馬になると体を減らしてしまう傾向があっただけに、小回りコースの競馬場で滞在競馬が可能な環境への移籍が望ましいでしょう。気性的に真面目過ぎるところがありますから、レースに行って息を入れることを覚えてくれれば、変わり身が見込めるはずです。（大井競馬・高野毅調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は6800円/日（税抜）です。
9月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉