エルメネジルド　Ermenegildo　　牡　６歳　　※中央競馬　登録抹消

アメリカでG1馬を多数輩出。日本でもフェデラリスト（中山記念）、タガノディグオ（兵庫CS）など重賞ウィナーを送り出して凱旋帰国を果たしたエンパイアメーカーの産駒の男馬です。母系に目を向けると、半兄には新馬、500万、オープンとダートで3連勝を飾り、ユニコーンSでも2着と好走したシルクビッグタイムがいます。半弟にあたるハローマイディアはJRAで2勝を挙げており、12月8日の中京・ダート1800mの500万条件戦で2着と好走しました。おばに米G1・バレリーナHを制したローミンレイチェルがおり、その産駒にあたる2004年の年度代表馬ゼンノロブロイや、米G1・エイコーンSの覇者Cat's Cradleはいとこにあたります。近親にはタガノエリザベート（ファンタジーS）、キャットコイン（クイーンC）、ロックディスタウン（クイーンC）といった重賞ウィナーが多数おり、活気に満ち溢れた牝系の出身です。
本馬は遅生まれで前肢が外向気味ということもあって自己所有馬として走らせました。それでも3歳3月の阪神・ダート1800mの新馬戦を好位から抜け出して快勝。デビュー戦を見事勝利で飾っています。成長促進のための休養を挟んだ3戦目の中京・ダート1800m戦では2着馬との叩き合いを制して2勝目をマーク。キャリア3戦にして早々に1000万クラスまで昇級しました。その後、二度の骨折休養を挟んだため、6歳にしてキャリアはわずか18戦。明け7歳になりますが、心身共にまだ若々しさを保っており、今後も順調に出走を重ねていけるのではないでしょうか。
勝ち鞍は全て1800m戦ですが、楽に先行できるスピードがあるだけに1400～1600mの距離はむしろ合いそう。500kg近い雄大な馬格を誇っており、パワーを要する地方のダートは合うでしょうし、昨年4月の阪神ダ1400m戦では勝ち馬からコンマ5秒差の競馬をしています。前走も1400mに投票し除外されたため、やむなく阪神ダ1800m戦に回りましたが、1400mがスタンダードの距離であることが多い地方競馬への移籍はむしろ好都合だと思います。新天地でもうひと花咲かせてくれることを期待して出品させていただきました。高知競馬へ移籍した場合の格付けは見逃せないところです。


※2016年3月11日（4歳時）に右前脚橈骨遠位端骨折（全治6ヵ月）、2018年6月29日に同箇所の骨折（全治3ヵ月）を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は6,100円/日（税抜）です。
12月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：千代田牧場