トーセンバラライカ　Tosen Balalaika　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

曽祖母のホワイトウォーターアフェアといえば、安田記念の覇者アサクサデンエン、サマー2000シリーズの初代王者スウィフトカレント、そして、2011年のドバイワールドCをはじめG1を3勝したヴィクトワールピサを送り出したことであまりにも有名。ブラックタイプを更に紐解くと、英G2・プリンセスオヴウェイルズSを制したLittle Rockや、2012年の阪神JFを制して同年の最優秀2歳牝馬に選出されたローブティサージュなどの名前が浮かび上がってきます。また、おじのトーセンラムセスは、東京ダート1600mで特別勝ちを含む4勝をマークしたコース巧者でした。
本馬は昨年6月に船橋競馬の新馬戦でデビューし、3戦を消化した後に8月9日のサラブレッドオークションに出品され落札。大井競馬で4戦、浦和競馬の現厩舎へ移籍して1戦したものの、思うような結果が出なかったため売却を決断しました。まだ明け3歳の若馬ですし、約7年もの間現役として走り続け、引退レースの兵庫ゴールドTを制して花道を飾った父トーセンブライトの成長力を加味すれば、更なる良化が見込めるはず。父トーセンブライト、母父ゼンノロブロイの配合といえば、昨年のエルムSを快勝したハイランドピークと同じです。
なお、大井競馬在籍時にゲートで三度の注意（一度は突進、起立中と起立大を一度ずつ）を受けており、南関東のレースで再度立ち上がるなどするとゲート再検が課せられます。練習では問題ないものの、実戦に行くと気持ちの余裕からか悪さをしてしまうようです。普段も突然スイッチが入ってテンションが上がるようなところがあり、ゲートに関してもその辺が影響しているのかもしれません。
それ以外に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
前走は覆面こそ使用しませんでしたが、尾持ちでゲートイン。引き続き実戦での警戒が必要でしょう。前走に関しては4コーナー手前で故障馬のアオりをまともに受けてしまい、参考外の一戦。終いは伸びていただけに、スムーズだったら違っていたと思います。急にスイッチが入るところがあり、まだ若さが残っている現状ですが、馬の感じは良くなっているだけに、南関東でも十分やっていけるくらいの力はあるはずです。（浦和競馬・酒井一則調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※浦和競馬野田トレーニングセンター・酒井一則厩舎（埼玉県さいたま市緑区上野田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください
1月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　由真