ヴェッセル　Vessel　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

おばにあたるマルバイユといえば、仏G1・アスタルテ賞を制した現役時代の活躍もさることながら、繁殖牝馬として桜花賞馬マルセリーナと、スプリングSなど重賞3勝を挙げて種牡馬にもなったグランデッツァを送り出しました。そのマルセリーナは、先日の京成杯でデビュー2連勝を飾り、重賞ウィナーの仲間入りを果たしたラストドラフトの母であり、繁殖牝馬としても頭角を現しています。まさに今が旬の、一本筋が通った牝系の出身です。
本馬は2歳11月にJRAでデビューし、4戦を消化した後に昨年3月29日のオークションに出品されて落札。笠松競馬へ移籍しました。JRA時代の昨年3月に右の膝蓋が外れてなかなかはまらず、はまっても歩様が良くならない症状を呈したためレントゲン検査を実施したところ、背骨と骨盤をつなぐ関節部の筋を痛めたようですが、笠松に移籍してからはコンスタントに出走を重ねており、今は全く気になりません。今後も順調に使っていけるでしょうし、相手関係が緩和されれば初勝利を挙げるチャンスもあるはず。明け4歳ということもあり、更なる成長、良化も期待できるでしょう。新天地での活躍を願って出品させていただきました。
また、前述の血統背景から将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただければ幸いです。

【本馬についての現状説明】
攻め馬で少し掛かる面がありますが、レースに行けば問題なし。どんな競馬でもできる器用さがある反面、勝ち切るにはもうワンパンチが足りない感じです。使いながら体がしっかりしてきた印象で、右の後膝についても今は全く問題ありません。癖もなく手が掛かりませんし、時計も徐々に詰めているだけに、これから更に力を付けていけばもうひと押しが利くようになるのではないでしょうか。（笠松競馬・尾島徹調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※笠松競馬場・尾島徹厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：森近　隆幸