エイシンテネア　A Shin Tenea　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

祖母エイシンテネシーは金杯（阪神芝2000m）勝ち、京都記念2着と芝の中長距離路線で活躍。繁殖牝馬としても優秀で、母と同様に芝の中長距離で活躍したエイシンワンシャンなどを輩出し、孫の代からもエイシンセイテン（バイオレットS）やエーシンジャッカル（ニュージーランドT2着）などが出ています。曽祖母Castle Royaleは米G2・シープスヘッドベイHの勝ち馬で、孫にセントウルSとファンタジーSを制したテネシーガール、ひ孫には愛知杯勝ちのエーシンメンフィスがおり、エイシン軍団の活躍馬が多数出ている牝系です。
本馬は仕上がりの早さを生かし、2歳4月に門別競馬場で早期デビューを果たしています。その後は2着2回、3着2回と堅実な走りを見せて、7戦目の門別・ダート1200m戦で待望の初勝利を挙げました。その後、2歳12月に南関東・大井競馬へ移籍。3着が1回あったものの勝ち切るには至らず、5戦した後に3ヵ月の休養を挟んで園田競馬へ移籍します。転入初戦で2着馬に3馬身差を付けて快勝すると、返す刀で次走も勝って連勝を飾りました。近走はJRAからの転入馬が増えて相手関係が強化されている分、勝ち星を挙げるには至っていませんが、それでもC1クラスで2着、3着と小差の競馬をしているように能力的には十分足りると思いますし、格付的に有利な競馬場への移籍が叶えばもっとやれるはずです。
昨年12月のサラブレッドオークションで落札したものの、自己の所有馬を整理するため、土屋厩舎の頭数の都合もあり、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなりました。前述の血統背景から将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただければ幸いです。
なお現在、クモズレ（後肢の球節の下部にできる円形のむくれ傷）があります。それ以外に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
移籍したばかりでまだ掴み切れていない部分が多いのですが、普段はおとなしくて扱いやすいですね。両前肢の球節に古い骨膜があり、形はいびつで、そのまま固まったような感じです。昨年末にこちらに移動してきた際にはモヤモヤしたところがあり、少し腫れも見受けられましたが、1月9日出走後、現状で痛みや熱感はありません。明け4歳ですし、まだまだ今後の成長次第で活躍を期待できるでしょう。（園田競馬・土屋洋之調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬場・土屋洋之厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：徳永　博