ネオザスティング　Neo the Sting　　牝　８歳　　※繁殖牝馬　トゥザワールド受胎

３代母には短距離路線で一線級の牡馬と互角に渡り合ったダイナアクトレス、祖母に札幌３歳ＳとフェアリーＳを制し、桜花賞でも３着に健闘したプライムステージといった名牝の名前が。近親にも名ステイヤーとして名を馳せたステージチャンプ、マイル重賞で２勝挙げたアブソリュート、ジャパンＣを制し、種牡馬としてもモーリスとゴールドアクターを送り出したスクリーンヒーローなど、活躍馬は枚挙にいとまがありません。説明不要の名牝系をバックボーンに持つ良血馬です。
本馬はＪＲＡで１勝を挙げた後に繁殖入り。初仔がまだ１歳ゆえ繁殖牝馬として未知の部分は多いものの、スタッドイン初年度から１２７頭もの花嫁を集めて早くも人気沸騰のトゥザワールドの仔を受胎しており、前述の血統背景と相まって活躍馬輩出の期待が高まるというものです。

（ご参考）
Ｉ理論配合分析においては、以下のような評価となっております。

父トゥザワールド　母ネオザスティング／タニノギムレット

距離適性　：　芝９～11Ｆ　ダ８～10Ｆ

サンデーサイレンス３×４は単一に近い形態で、Mr.Prospector４×５は中間断絶のため、いずれも影響力はやや弱く、他に明確な主導勢力を欠くことがこの配合のマイナス材料となっている。
そのかわり、父母を通じて大きな不備を生じず、スピード・スタミナのキーホースがきめ細かく押さえられた点は見どころ。血の統一性という点は必ずしも万全ではないが、父の母トゥザヴィクトリーと祖母プラチナキャスト、父の父キングカメハメハと母の父タニノギムレットがそれぞれうまく呼応しており、全体がバランス良くまとめられていることから、開花後の安定した走りが可能と判断される。
前面でスピード系のクロスを持つわりに脚質の切れは不足し、クラスが上がった際にはツメの甘さを見せることが予想されるが、血統構成は芝・ダートを問わず中堅クラスで通用しても不思議のない内容を示している。硬い芝に対応するスピードの引出しには時間を要するかもしれないが、この配合の良さがしっかりと引き出された際には息の長いしぶとい末脚発揮が期待できる。


※本馬は旋回癖があります。

※本馬は現在、メイプルファーム（北海道沙流郡日高町字庫富）で繋養しており、売買成立後の引き渡しも同場所からとなります。

※本馬のメイプルファームにおける預託料は６，０００円/日（税抜）です。
１２月１７日（土）より落札者様のご負担となります。

※販売申込者：小林　仁幸