パラボラッチョ　Palo Borracho　　牡　３歳　　※地方競馬　登録未抹消

３代母デイステインクテイヴムーンからなる母系はブラジルのガヴェア伯共和国大統領大賞（Ｇ１）を制したＪｅｔをはじめ、アメリカ、フランス、アイルランドなど世界中で重賞勝ち馬、入着馬を多数輩出しており、一本筋が通っています。ＪＲＡで糺の森特別を含む４勝を挙げたノーザンシャトルは芝で活躍しましたが、その他の兄姉の多くが地方競馬で勝ち上がっており、フェブラリーＳをレコードで制したメイショウボーラーとの配合から生まれた本馬は、ダートで走ることが宿命づけられたといっても過言ではないかもしれません。
２０１５年６月のデビュー戦、２戦目のサンライズ賞では２着、３着とそれぞれ惜敗したものの、いずれのレースも勝ち馬はポッドガイ。後に無敗で重賞・鎌倉記念を制し、翌年の南関東牡馬クラシック候補と目された馬だったことを考えれば、勝ち上がりのチャンスは十分あったはず。２着２回、３着４回という通算成績が示す通り、レベルの高い南関東で互角に渡り合ってきただけに、移籍を機に大きな変わり身を見せる可能性は十分あるでしょう。

【本馬についての現状説明】
脚元には全く問題ありませんし、順調に使い込んでいるので移籍先でもすぐに使えると思います。気性的にちょっとヤンチャな馬で、ゲート再審査を二度受けているように、中でちょっとソワソワするところがあるんです。ただ、近走は五分に出ていますから、それほど心配は要らないでしょう。そういう気性なので成績にムラがありますが、走り自体は決して悪くないので能力は秘めているはずです。名前の通り（パラボラッチョ・酔っ払いの木）の体型で、まだ全体的に緩さも残っているので、馬体が絞れて走る方に気持ちが向いてくれば、いきなり勝ち負けしても全く不思議はありません。
（川崎競馬・林隆之調教師）


※本馬は南関東４競馬場への転入が可能です。

※本馬は現在、川崎競馬小向厩舎地区・林隆之厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しており、売買成立後の引き渡しも同場所からとなります。

※本馬の預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
１２月２４日（土）より落札者様の預託料負担となります。

販売申込者：（株）ヘルシーウッド