ジョリーリュバン　Joli Ruban　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父ノヴェリストは驚異のレコードタイムで5馬身差の圧勝を演じたキングジョージⅥ世&ＱエリザベスSを含むG1・4勝を誇るドイツの名血馬。現役引退後は日本にてスタッドインしており、2017年ファーストシーズンサイアーのJRA勝ち名乗り第1号を決めると、セカンドクロップとなるラストドラフトが今年のG3京成杯を制して重賞初制覇。他にもローゼンクリーガー（ファルコンS3着）やコスモカレンドゥラ（ホープフルS4着）が重賞の舞台で善戦しています。
一方、母系はスカーレットブーケ（重賞4勝）を産んだスカーレットインクを曾祖母に持ち、近親にダイワメジャー（マイルCS連覇などG1・5勝）やダイワスカーレット（有馬記念などG1・4勝）、ヴァーミリアン（フェブラリーSなどG1・9勝）といった名馬が並ぶ、珠玉のファミリー。祖母は4歳牝馬特別の勝ち馬で、おじタヤスアンティームは東海S3着。姉のリボントリコロールは秋華賞で5着と健闘しました。
本馬は2歳11月に東京競馬場・芝2000m戦でデビューし6着。2戦目のレース後に、右前ヒザの橈骨遠位端部を骨折し、全治6ヵ月の診断を受けています。骨片除去手術後の3歳8月に復帰し3戦を走りましたが、思うような結果が出せず、9月23日の中山競馬場(500万下)ダート1800m戦は15着でした。レース後に膝のレントゲン検査を行い、手術箇所に骨膜が見られましたが、歩様は問題ありませんでした。
その後はサラブレッドオークションを経て名古屋の現厩舎に移籍。初戦こそタイム差なしの2着となりましたが、その後は4連勝、2着の後に2連勝とほぼパーフェクトな成績を残しています。前走はレース中に鼻出血を発症した影響で7着と大きく負けてしまいましたが、完調であればまだまだ活躍が見込めると思います。前述の血統背景からもまだまだ成長、良化が見込めるはず。新たなオーナー様の元で更に花開いてくれることを願っています。
また、本馬は血統面の魅力が高く、母リボンアートは準オープンの特別勝ちを含む6勝、姉リボントリコロールは紫苑ステークス2着の後、秋華賞（G1）でも5着となっています。祖母にスカーレットリボン、祖母の全妹にはスカーレットブーケがいる珠玉の名牝系で、将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただけますと幸いです。
現在右膝に熱感があり、骨膜が残っています。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
前走後に両鼻腔から出血がありました。過去の追い切りで右の鼻腔から確認したことはありましたが、これまでの成績が示すように影響は感じませんでした。皮膚が弱くて、皮膚病になりやすい面があります。（名古屋競馬・今津博之調教師）


※2019年7月26日（4歳時）の競走で鼻出血を発症。20日間の出走制限を受けています。その後能力試験の受験を命じられています。

※2017年12月2日（2歳時）の競走中に右前脚橈骨遠位端骨折を発症。全治6ヵ月の診断で、事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）を受給しています。また、同箇所に対して内視鏡による骨片摘出手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・今津博之厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：酒井　孝敏