ブロードハースト　Broadhurst　　牝　３歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父スクリーンヒーローはディープスカイやウオッカら強豪G1馬を退け、08年のジャパンCを制覇。種牡馬としてのパフォーマンスも目覚ましく、初年度からモーリス（日香G1・6勝）、ゴールドアクター（有馬記念など重賞4勝）を輩出すると、以降もグァンチャーレ（シンザン記念）、トラスト（札幌2歳S）、ジェネラーレウーノ（セントライト記念、京成杯）らが躍進。グラスワンダーの後継馬として優秀な実績で信頼を勝ち取り、絶大なる人気を集めています。
一方の母系は、“衝撃の追い込み”が今もなお語り継がれるブロードアピール（根岸Sなど重賞6勝）を祖母に持つ、我が国で繁栄を遂げた一大ファミリー。いとこには第85代日本ダービー馬ワグネリアンの名が燦然と輝いており、他にもテンダリーヴォイス（アネモネS、フェアリーS3着）やプロレタリアト（ステイヤーズS4着）、マイネルオフィール（総武S）らが勝ち星を量産。いま最も勢いのある系譜の一つと言っても過言ではありません。
本馬は2歳11月にJRAでデビュー。初戦はダート1400m戦に出走し、立ち遅れ気味のスタートから流れに乗れずに後方を追走し、直線ではメンバー中2番目に速い上がりの脚を繰り出したものの、8着。その後は距離を延ばしてダート1800mで連続2着と勝ち上がりも見えてきた4戦目。2番手追走から早めに先頭に立つと、直線でも堂々と押し切り見事初勝利。末脚を武器とした祖母のブロードアピールとは違った自在性を見せつけました。昇級初戦の500万下（現1勝クラス）では15着と敗退しましたが、レース慣れしてくれば変わり身を見せそうな一面はありました。
今年6月29日に右前肢に跛行の症状を示し、右前繋に腫れを確認、エコー検査をおこなったところ、重度の屈腱炎を発症していることが判明しました。奥手の血統と目されていただけに残念でなりませんが、前述の通り、繁殖牝馬としての可能性も大きく広がっています。ダービー馬ワグネリアンを始め、活気ある血脈を宿し、どんどん枝葉を広げているこの一族を、繁殖牝馬として手に入れられるチャンスです。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※2019年6月29日（3歳時）に右前肢繋外側部に浅屈腱炎を発症しています。

※ノーザンファーム早来（北海道勇払郡安平町早来源武）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税抜）です。
8月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（有）ノーザンレーシング