ミスターコクオウ　Mr Kokuo　　牡　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父ベルシャザールは日本ダービーでオルフェーヴルの3着。ダート転向後はOP・重賞・ジャパンCダートと3連勝を飾り、最優秀ダートホースに輝きました。昨年デビューを迎えた産駒の傾向から、やはりダート適性に優れている（ファーストシーズンダートサイアー2位）ようで、セカンドクロップにあたるグランコージー（盛岡・若駒賞）、エキサイター（園田・兵庫若駒賞）、ネーロルチェンテ（門別・ブロッサムC／母の父は出品本馬と同じクロフネ）が、このひと月だけで立て続けに地方重賞を3勝。比較的タフなタイプが多く見受けられます。
一方、母系はカガミセンカ（4歳牝馬特別2着）を産んだランズプロントを4代母に持ち、近親にはオースミハルカ（重賞4勝、エリザベス女王杯2着2回）やオースミグラスワン（新潟大賞典2回）、オースミイチバン（ダイオライト記念など交流重賞2勝）、オースミエルスト（小倉2歳S2着）、ローデッド（フェアリーS2着）らが存在。いとこのフジノロケットは盛岡重賞・ジュニアグランプリに勝利しています。また、ベルシャザール×クロフネの配合からは、前記ネーロルチェンテ以外にも、佐賀転籍後5連勝中のブルベアカーキなど、複数の勝ち馬が出ています。
本馬は今年の10月にJRAでデビュー。その後連闘で臨んだ2戦目にタイムオーバーとなってしまったことから、今回のサラブレッドオークションに出品の運びとなりました。
しかしながら、追い切りでは美浦の坂路コースで53秒台を出せていたことを考えると、もう少し走れてもおかしくないはず。550kgを超える大型馬で、馬体がなかなか絞り切れず、まだ水っぽさが残っている現状。乗り込むと皮膚病が出たりするように、体力的にもまだまだな印象が窺えます。馬体がいい意味で枯れて素軽さが出てくれば、ガラッと変わっても何ら不思議はないでしょう。しかしながら、ノド鳴りの症状も窺えるだけに、その辺も影響しているのかもしれません。相手関係が少しでも楽になる他場で、コンスタントに出走させてレース経験を積ませたいところ。前述の血統背景に加え、父ベルシャザールは今勢いのあるキングカメハメハ系のダート後継種牡馬。このまま終わるとは到底思えないだけに、今後の成長、変わり身に期待したいところです。
なお、ノド鳴りに関しては内視鏡検査を実施しておりません。それ以外に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2019年11月27日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2019年10月27日（日）　4回東京9日　1R　2歳未勝利　　ダ1400m（稍重）
　　　結果15着　　タイム1:30.7（1着馬からのタイム差5.6秒、5着馬からのタイム差3.0秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,300円/日（税抜）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ＨｉｍＲｏｃｋＲａｃｉｎｇホールディングス（株）