マトイ　Matoi　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父ワイルドラッシュはイリノイダービーをコースレコードで快勝し、翌年にはカーターH、メトロポリタンHとG1を連勝。種牡馬としてもStellar JayneやHollywood Story、パーソナルラッシュ、Dream RushといったG1馬を送り出し、2004年の本邦供用後もトランセンド（ジャパンCダート連覇などG1・4勝）を筆頭に、ナイキマドリード（さきたま杯）やティアップワイルド（交流重賞2勝）、クリールパッション（エルムS）、クラーベセクレタ（クイーン賞、地方重賞10勝）など続々と重賞勝ち馬を輩出。産駒は卓越したダート適性を誇ります。
一方、母系は4代母にダンシングファイタ（中山牝馬S、京王杯オータムH2着）を持ち、目黒記念など重賞2勝を挙げたゴーイングスズカらもこのファミリー。祖母にフラワーCの勝ち馬タイムフェアレディ、近親に川崎の重賞勝ち馬キョウエイトリガー、おじにラジオNIKKEI賞2着のウインガナドルと活況で、半兄ヤマトワイルドは中央で3勝、準OPでも好走して見せました。また、ワイルドラッシュ×アグネスタキオンの配合からは、ティーズアライズ（東京プリンセス賞など地方重賞2勝）やホクトジャガー（佐賀重賞・夏至賞2着）など、複数の勝ち馬が出ています。
本馬はJRAブリーズアップセールの出身で、2歳6月に東京・ダート1400mで早期デビュー。6戦を消化したものの、未勝利戦が終了するまでに勝ち上がるのは困難と判断し、3歳4月に園田競馬に移籍をします。その後も思ったほどの結果を得られなかったことから、7月18日の出走を最後に笠松競馬の現厩舎に移籍。現地での初戦では、積極的に先手を奪うと逃げ粘って、初掲示板の5着。2戦目は先団追走からしぶとく脚を使って3着と、徐々にレースぶりが良くなっています。まだ全体的に馬が若く、馬体にも緩さが残る現状。しかしながら、414kgでデビューした馬体が、今では443kgとなっており、今後の成長の余地も多分に残しています。
兄のヤマトワイルドはJRAで3勝を飾っており、モンパルナスもJRAから地方競馬に移籍後3勝を挙げていることから、本馬も活躍できる下地を秘めていてもおかしくありません。まだ3歳ですし、今後の成長次第ではグンと飛躍を遂げても何ら不思議はなく、新天地で活躍することを願って出品させていただきました。ご検討のほどよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
園田から移籍した時にトモの甘さを感じたので、しばらく期間を空けてから出走させました。その甲斐あってか幾分しっかりとしてきましたが、やっぱりネックと言えばネックですね。こちらに来て成績が若干向上したように、もう少しトモがパンとすればもっと走れる馬だと思いますよ。（笠松競馬・笹野博司調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※ホースファーム・カトー（岐阜県各務原市須衛稲田）に在厩しており、預託料は4,500円/日（税抜）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：坂本　守孝