ユーフォリア　Euphoria　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父キングヘイローは80年代の欧州最強馬ダンシングブレーヴ×ケンタッキーオークスなど米G1を7勝した名牝グッバイヘイローから成るワールドクラスの超良血馬。G1勝ちはスプリント戦の高松宮記念だけですが、菊花賞や有馬記念でも善戦したように、種牡馬入り後もオークス馬カワカミプリンセスや最優秀短距離馬ローレルゲレイロ、交流重賞6勝メーデイアをはじめとして、各カテゴリーにおいて数多くの重賞勝ち馬を輩出。今春、惜しまれつつこの世を去りました。
一方、母系に目を向けてみますと、4代母にはオールドファンの胸に深く刻まれているであろうマリージョーイ（CBC賞、金鯱賞）の名前。祖母からは兵庫15勝のクルトゥーアや兵庫8勝のギフトラップ、母自身は中央で勝ち上がりを果たすなど、希望の光を絶やすことなく歴史を紡いでいます。
また、キングヘイロー×フジキセキの配合からはシニョリーナ（中央2勝）やライスエイト（金沢重賞・金沢スプリントC）など、多くの勝ち馬が出ています。
本馬は2歳7月に園田でデビューを迎えました。初戦は5着と好走し、現地では勝ち星は挙げられなかったものの、2着3回、3着3回の成績を残しました。その後は金沢、名古屋を経て、笠松競馬の現厩舎に移籍。もともと先手を奪うスピードを見せていましたが、レースを重ねて地力が強化されたのか、金沢では初勝利を挙げています。笠松競馬に移籍後は、徐々にレースぶりが良くなり2走前が2着。そして前走が驚くべき内容。スムーズに先頭を走っていましたが、4コーナーで急遽失速して後続に抜かされてしまいましたが、そこから盛り返して見事に優勝。力の差がなければ出来ない芸当を見せてくれました。
また、コンスタントに使われてここまで25戦を消化しているように、丈夫で脚元にも不安はありません。小柄ながらも飼い葉食いが良く、使いつつも体重を減らしていないので、今後も馬主孝行な競走馬としてオーナー様を楽しませてくれるのではないでしょうか。

なお、前走の模様をコチラからご覧いただけます。本馬の走りを動画でご確認ください。

【本馬についての現状説明】
うちに来た時は夏負けでバテていたのですが、今はとても調子が良いので前走は自信をもって送り出しました。故障かと思ったのですが、騎手の話によると「調教と勘違いして、フワーっとしてしまった」とのことでした。あんなレースを見せられて、これからが楽しみでしたので非常に残念で仕方ありません。これからもっと良くなる馬なので、他の競馬場に行っても活躍できると思います。（笠松競馬・湯前良人調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※笠松競馬場・湯前良人厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　由真