アペルトゥーラ　Apertura　　牡　８歳　　※中央競馬　登録抹消

父マツリダゴッホは4歳時に名牝ダイワスカーレットを差し切り有馬記念を制覇。“サンデーサイレンス最後の大物”として重賞6勝を含む10勝を挙げての種牡馬入りとなりました。初年度産駒からウインマーレライが重賞勝ちを収めると、以降もロードクエスト（スワンSなど重賞3勝）やマイネルハニー（チャレンジC）、クールホタルビ（ファンタジーS）、アルマワイオリ（朝日杯フューチュリティS2着）、エントリーチケット（タンザナイトS）など次々にOP馬を送り出しています。
一方、母系に目を移すと、母フサイチリニモの兄弟にあたるおじにアイルラヴァゲイン（オーシャンS）、リアルインパクト（安田記念）、ネオリアリズム（クイーンエリザベス2世S）などがいる名門ファミリー。今年6月に安田記念、先月にマイルCSを優勝し、史上7頭目となる同一年古馬マイルG1春秋制覇の快挙を成し遂げたインディチャンプは、本馬のいとこにあたります。
本馬は2歳11月に東京・芝1400mでデビュー。中団を追走すると、メンバー中最速タイの上がりの脚で3着に入線。勝ち馬は5勝を挙げ重賞戦線でも活躍するダンスアミーガということから、レベルの高い1戦だったように思われます。勝ち上がりは時間の問題かと思われましたが、2着1回、3着2回、4着1回、5着1回と惜しい競馬はするものの未勝利戦を勝ち上がることが出来ずに、園田競馬へ移籍しました。
現地では4戦3勝、2着1回の成績を残してJRAに再転入を果たすと、復帰初戦の東京・ダート1400mでは、2番手追走から直線で先頭に立ち堂々の押し切り勝ちをおさめます。5歳時2月の小倉・芝1200mでも勝利し、芝でもダートでも走れるところを見せました。
しかし、本馬が真価を発揮したのは6歳の夏。8月の新潟・驀進特別(1000万下・芝1000m)では、新潟の直線コースは初体験ながらも完勝。その後も稲妻S(1600万下・芝1000m)、ルミエールオータムD(OP・芝1000m)と3連勝を果たし、圧倒的なスピード能力を遺憾なく発揮しました。
得意な1000直コースのある次の新潟開催までは半年ほどあり、8歳という年齢的なことも考慮して、このタイミングでファンドを解散して今回のサラブレッドオークションに出品することとなった次第ですが、前述の通り、近親にはリアルインパクト、ネオリアリズム、インディチャンプといったG1馬が多数いる活気ある血統背景の持ち主。その活躍馬達が晩成傾向であること、本馬は芝・ダートを問わずに活躍を見せたことから、新天地でもうひと花もふた花も咲かせてほしいと願っております。
前走後に左前肢に腫れとわずかながら熱感が確認されたためエコー検査をおこないましたが、異常は見られませんでした。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2016年7月3日（5歳時）の競走中に鼻出血を発症しています。

※南関東競馬への転入が可能です（年内の馬登録の締切日にご注意ください）。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
12月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（株）ノルマンディーサラブレッドレーシング