アマゾンクルーズ　Amazon Cruise　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父キンシャサノキセキは2010年、2011年の高松宮記念を連覇するなど、芝1400m以下で重賞7勝を挙げた近年を代表する名スプリンター。他にもスプリンターズSで2着が2回、高松宮記念2着、NHKマイルC3着があり、3歳時から8歳まで一線級で走り続けました。種牡馬入りしてからも自身のスピードを産駒に伝えており、モンドキャンノ(京王杯2歳S、朝日杯FS2着)、シュウジ(小倉2歳S、阪神C)、カシアス(函館2歳S)、ベルーガ(ファンタジーS)といった短距離の重賞ウイナーを輩出。また、ダートでの活躍馬が多いのも特徴で、サクセスエナジー(さきたま杯、黒船賞、かきつばた記念)、ヒラボクラターシュ(佐賀記念)といった交流重賞の勝ち馬も送り出しています。優れたスピードとパワーを伝える種牡馬といえるでしょう。
母系を見ますと、母クルザダアメリカーナはブラジル産で、芝1500mのG1ジョアンCフェラス大賞 に優勝するなど重賞2勝を挙げています。祖母Spring Princessもブラジルの重賞勝ち馬で、3代母Fairy Fayは4頭の重賞勝ち馬の母。4代母Pale Handsからはブラジルの主要G1であるブラジル大賞を制したQueen Desejadaなどが出ており、まさしく名門の母系といえそうです。母の2番子にあたるトーコーポセイドン(父キングカメハメハ)は、園田の園田ジュニアC、金沢のMRO金杯といった重賞を含む12勝の活躍。4番子のフロルセレジェイラは門別で7勝を挙げており、子供たちは地方のダートと相性が抜群と言えるのではないでしょうか。
本馬は2018年のセレクトセールにて864万円で落札され、2019年11月2日に東京ダート1600mの新馬戦でデビュー。スタートは互角に出ましたが、砂を被った影響か後方に下がってしまい、道中は最後方を追走。位置取りが悪くなったこともあり、そのまま16着でゴールしました。2戦目は1月13日の中山ダート1200m戦に出走。こちらはスタートダッシュがつかず、やはり砂を被って頭を上げるような場面もあり、後方追走から16着に終わっています。まだ全体的に馬が幼く、気性面の若さが出たレースぶりとなっていますが、このあたりはキャリアを積んで、競馬に慣れてくれば解消されてくるでしょう。前走時で522kgの大型馬ですが、脚元やのどなどに不安はなく、そのぶん伸びしろは大きそうです。これといった悪癖もなく、きょうだいが活躍している地方のダートなら変わり身を見込んでよさそうです。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年3月13日まで平地競走に出走できない）」を受けています。（通算2回目）
　　　2020年1月13日（月）　1回中山5日　1R　3歳未勝利　　ダ1200m（良）
　　　結果16着　　タイム1:20.2（1着馬からのタイム差7.7秒、5着馬からのタイム差6.8秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
1月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：丸山　担