リリーマイスター　Lily Meister　　牡　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父マンハッタンカフェは菊花賞で初重賞制覇を果たすと、続く有馬記念で古馬を一蹴。翌春の天皇賞をも制し、最優秀4歳以上牡馬に輝きました。引退後は瞬発力とスタミナを兼備するＳＳ系異色の種牡馬として、09年にはチャンピオンサイアーの栄誉。ヒルノダムール（天皇賞・春）、レッドディザイア（秋華賞）、ジョーカプチーノ（NHKマイルC）、クイーンズリング（エリザベス女王杯）、グレープブランデー（フェブラリーS）、ルージュバック、シャケトラなど、バラエティ豊かなトップホースを輩出しています。
一方、母系は種牡馬Buckaroo（米重賞2勝）を産んだStepping Highを5代母に持ち、Zakaroff（エルカミノレアルダービー）やブラックアルタイル（ＡＪＣＣ3着）、ウェイトアンドシー（川崎マイラーズなど地方重賞3勝）らもこのファミリー。近親にはCBC賞の勝ち馬リキアイタイカン（マイルCS3着、高松宮記念3着）や中央6勝リキアイワカタカ（根岸S4着）など活躍馬が多く、母ホットフレイバーも準OPまで勝ち上がり、半兄ロバストミノルは中央で3勝後、船橋でも勝ち星を積み重ねています。
本馬は2017年7月の中京芝2000mでデビュー。血統背景から晩成型の印象を受けましたが、早期デビューを果たし初戦の勝ち馬は翌年のダービー馬ワグネリアン。相手が悪かったとしか言いようがありません。大崩れしない反面器用さに欠け僅差の2着があるものの、勝ち切れずに2019年3月のレースを最後にホッカイドウ競馬へ移籍します。転入緒戦から鮮やかな追い込みを決め初勝利を飾ると、捲る競馬で2勝目、正攻法の競馬で3勝目を積み重ね昨秋中央再転入を果たしました。力を付けていることは間違いありませんが、近走のレース内容を踏まえると中央1勝クラスではやや荷が重い印象。このタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。大型馬ですが脚元は丈夫、ホッカイドウ競馬でもダート適性の高さを見せつけたように地方であれば活躍の幅が広がってくるのではないでしょうか。新天地への移籍をきっかけにひと皮剥けてくれることを切に願っています。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※グリーンファーム甲南（滋賀県甲賀市甲南町新治）に在厩しており、預託料は10,000円/日（税抜）です。
1月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：土井　孝夫