クリノベイクイーン　Kurino Bay Queen　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父ベーカバドは仏G1パリ大賞の勝ち馬で、凱旋門賞ではワークフォースの4着。一度も大崩れすることなく欧米における頂上の舞台を渡り合いました。引退後は日本にて種牡馬入りし、全国で次々と地方重賞ウイナーを輩出。中央でもハングリーベン（兵庫ジュニアGP2着）やダブルシャープ（クローバー賞、札幌2歳S3着）、エネスク（北海道2歳優駿3着）、デアフルーグ（伏竜S）をはじめとしてダートでの活躍が目立つなど、馬産地での人気に陰りはありません。
一方、母系はWajima（トラヴァーズSなど米G1・4勝）を産んだIskraを5代母に持ち、近親にはTop Notch Lady（ブルボネットS）やBittel Road（バーボンS）、エイシンコンカード（共同通信杯4歳S2着、中京記念3着）らが存在。半兄ナカヤマパラダイスはＣＢＣ賞、アイビスサマーダッシュともに半馬身差の2着と、重賞戦線において息の長い活躍を見せました。
本馬は2019年2月の京都ダート1800mでデビュー。ポンと好スタートを切り大外枠から押して先行集団に付けるも向正面からズルズルと後退、タイムオーバーを喫してしまいます。距離短縮で挑んだ名古屋の交流戦、果敢にハナを主張しラストは一杯になりながらも3着を死守。徐々に彼女の適性が見えてきましたが、勝ち上がることが出来ずに9月のレースを最後に園田の現厩舎へ移籍します。前へ行けるスピードは秘めているものの、勝負処からの対応に課題を残しており、近走の成績を踏まえてサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。馬体減りの不安がないタイプですし、レース経験を重ねてスタミナが強化されてくれば、お終いの粘りも変わってくるでしょう。勝ち味を覚え彼女が自信をつけてくれることを切に願っています。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
いい先行力はあるのですが、現状終いまでスピードが持続しません。短い所で脚抜きの良い馬場ならチャンスがありそうです。左前管の内側に骨瘤がありますが、痛みや熱感もなくパフォーマンスに影響はありません。（園田競馬・大石省三調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬場・大石省三厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：栗本　博晴