エイシンヴァラー　A Shin Valor　　牡　９歳　　※地方競馬　在籍

父サウスヴィグラスはJBCスプリントなど重賞8勝。種牡馬としてNAR年度代表馬ラブミーチャンやJBCスプリントの覇者コーリンベリー、ジャパンダートダービー優勝馬ヒガシウィルウィンなど、これまでに多数のダート重賞馬を輩出。2015年から5年連続で地方競馬チャンピオンサイアーに輝き、今年もトップを邁進中です。2018年、惜しまれつつこの世を去りましたが、テイエムサウスダン（兵庫ジュニアグランプリ）やヒロシゲゴールド（クラスターC2着）、南関東の重賞勝ち馬ステッペンウルフ、ベンテンコゾウなど、残された産駒の活躍はとどまることを知りません。
一方、母系はサンタバルバラH、パロスヴェルデスHの勝ち馬Golden Notesを産んだMelodicに遡るファミリーで、祖母は中山牝馬S、チューリップ賞と2つの重賞を制したエイシンルーデンス。近親にキタサンサイレンス（札幌3歳S2着）、おばにエーシンリジル（北九州記念2着、園田重賞・兵庫クイーンC3着）、半弟にエイシンバッケン（根岸S3着、フェブラリーS4着）と活力に満ち溢れています。
本馬は2歳12月にJRAでデビュー。ダート1400m戦に出走すると、いきなり新馬勝ちを果たします。その後もコンスタントに勝利を積み重ね、4歳11月に京都・西陣S（1600万下）を勝ち、見事にオープン入り。勢いに乗って12月のカペラS（G3）に1番人気で臨みますが、キャリアの浅さが出たのか8着と敗退。それでも勝ち馬とは0.3秒差しか差がなく、このクラスで十分にやれると思わせるだけの力は発揮しました。6歳1月のジャニュアリーS（OP）では、中団追走から直線で力強く脚を伸ばして、オープン競走初勝利を挙げます。
その後は低迷が続いたことから、大井競馬を経て、園田競馬の現厩舎に移籍。7歳3月の黒船賞（Jpn3)では9番人気の低評価ながら、並み居る中央馬を退けて見事に優勝。地方所属としては第1回のリバーセキトバ以来となる、実に20年ぶりの快挙となりました。
それ以後も交流競走やJRAの重賞競走で好走を続け、8歳となった昨年も力が衰えていないところを見せていましたが、7月のレースを使って以降右前脚の跛行を見せるようになったため、ここまで休養させています。復帰にはもう少し時間が掛かりそうなことから今回出品の運びとなりましたが、しっかり回復して復帰することが出来れば、これまでの成績からまだ活躍できるのではないでしょうか。うまく脚元の状態をコントロールすることができるようであれば、まだ十分に楽しみはあるかと思います。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
ある程度のところまでなら大丈夫なのですが、キャンター15～16秒くらいまでペースアップすると、跛行を見せるので、ここまでしっかりと休養させてきました。これだけの成績を残しているので、復帰できれば間違いなく走ってくると思います。右前膝から下には異常が見られませんので、跛行の原因はおそらく肩の内部にあると思われます。（園田競馬・新子雅司調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※西脇競走馬休養センター（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦