スカーヴァティ　Sukhavati　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父ロードカナロアは難攻不落とされる香港スプリントを連覇。短距離界の絶対王者として一時代を築き上げると、種牡馬としても初年度から三冠牝馬アーモンドアイ、マイルCSの覇者ステルヴィオ、スワンSの勝ち馬ダイアトニックらを輩出。さらには2世代目のサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）が昨春のクラシック戦線、そして秋競馬を大いに賑わすなど、亡きキングカメハメハの強力後継者として、令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。
一方、母系はインターフラッグ（ステイヤーズS）やマルカコマチ（京都牝馬特別）らと同じ、ハニードリーマーに遡るファミリー。近親にはユートピア（南部杯連覇などG1・4勝、ゴドルフィンマイル）やアロハドリーム（函館記念、中京記念）、メイプルシロップ（ローズS2着）など重賞での活躍馬が目白押しとなっており、おばソムニアは函館2歳S3着、いとこのタイセイビジョンは昨年の京王杯2歳Sを制し、朝日フューチュリティSで2着。母クッカーニャも中央で5勝の活躍を見せました。
また、ロードカナロア×フジキセキの配合からは、アンフィトリテ（マーガレットS）やメジェールスー（壬生特別）、スピリットワンベル（箕面特別）など、多くの勝ち馬が出ています。
本馬は2歳8月の小倉・芝1200mでデビューし、クビ差の2着となりました。明けて3歳の小倉・芝1200mでも2着があり、スピード的には通用するものを持っていました。未勝利戦を勝ち上がることが出来なかったことから、サラブレッドオークションに出品、落札され、笠松競馬の現厩舎に移籍。平坦コースで実績を残していたように、まだ少し非力なため、現状では地方競馬のダートへの対応が出来ていない様子。テンションが上がりやすかったので、滞在競馬で馬体の維持が出来ていたことはプラスに働いたと思います。芝での走りが良かったことから、馬場の軽い競馬場や、将来的には芝コースのある盛岡で魅力的な一頭と言えるのではないでしょうか。
前述の通り、母は5勝を挙げてオープンまで登り詰めたクッカーニャ、近親にもダートの一線級で活躍したユートピアを筆頭に重賞勝ち馬が多数いる血統背景から、今後大化けしても不思議はありません。新天地への移籍がいいキッカケになってくれることを願っています。
貴重な牝馬ということもあり、将来は繁殖としての価値も十分ですので、この機会にご検討いただけますと幸いです。
現在トモに傷腫れがありますが、大きな問題はありません。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
ロードカナロア産駒で競走馬としてももちろんですが、繁殖としても楽しみな1頭だと思います。まだ明け4歳ですし、馬は若いですよ。（笠松競馬・伊藤強一調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※笠松競馬場・伊藤強一厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（同）ＪＰＮ技研