フジコサン　Fujikosan　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父カネヒキリはダートで無類の強さを誇り、ジャパンCダートなどG1を7勝。種牡馬としてもメインターゲットは砂の舞台となっており、地方リーディングサイアーランキングでは常に上位を形成しています。おもな産駒にはミツバ（川崎記念など重賞3勝）やロンドンタウン（エルムS、佐賀記念、コリアC2回）、ディオスコリダー（カペラS）、テーオーエナジー（兵庫チャンピオンシップ）などダート巧者がズラリ。さすがは“砂のディープインパクト”といったところです。
一方、母系はネクストムーヴH勝ちなど米重賞戦線で活躍したトリプルワウを曾祖母に持ち、近親にはAlywow（ニジャナS、フラワーボ－ルH2着）やCentury City（米愛G2・2勝、愛2000ギニー2着、BCマイル3着）、Speaking of Which（モンマスSなど愛米重賞3勝）、グランレイ（朝日杯フューチュリティS3着）らの多彩な顔ぶれ。おじにダイワキャグニー（プリンシパルS、東京新聞杯3着）やミエノワンダー（プリンシパルS2着）、半姉にネオプリンセス（高知重賞・金の鞍賞）と、活力そのままに存在感を示しています。
また、カネヒキリ×タイキシャトルの配合からは、中央在籍時2勝、南関東5勝のヤマイチレジェンドや3歳新馬勝ちのアロヒなど、複数の勝ち馬が出ています。
本馬は2019年8月の新潟芝1,600mでデビュー。出脚が鈍く終始後方のままタイムオーバーを喫してしまいましたが、勝ち馬が昨年の新潟2歳ステークスの覇者ウーマンズハート、2着馬もＧⅠ阪神ジュベナイルフィリーズで連対を果たしたマルターズディオサと超ハイレベルな一戦。今振り返ると致し方のない結果だったと思います。2戦目はダートに矛先を向けると行きっぷりが一変、中団に構えて直線はピリッとした脚を使えなかったものの入着を果たし賞金を咥えてきます。更なる変わり身を期待していた前走は積極策に打って出ましたが、向正面からズルズルと後退。最後方に沈みレース後、左腕節部に骨折が判明したためこのタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。全治6ヶ月の診断を受けているため当面は休養を要しますが、パワー型らしくダート適性の高さは証明済みです。着順はともかく徐々に前めのポジションを取れるようになってきましたから、地方競馬のコース形態はマッチするのではないでしょうか。復帰後はさらにパワーアップした姿を見せて欲しいものです。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2020年1月6日（3歳時）に左橈側手根骨々折を発症。1月10日に同箇所の骨片摘出手術を施しました。事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6カ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。
なお、同競走においては競走中に疾病を発症したため、「タイムオーバーによる出走制限」の適用を除外されています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
1月25日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：藤本　栄史