フェルシュテルケン　Verstarken　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父ダノンシャンティは3歳春の毎日杯で重賞初制覇を飾り、NHKマイルCに出走。ハイペースのなか後方に待機すると、直線で破壊力満点の末脚を繰り出し、1分31秒4のレコードタイムで優勝しました。その後は骨折や屈腱炎に悩まされ、わすか8戦のキャリアで引退、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2015年。初年度産駒のスマートオーディンは父譲りの末脚で東京スポーツ杯2歳Sを勝ち、3歳時には毎日杯、京都新聞杯を連勝。長期休養を挟み、6歳時の阪急杯で4つめの重賞タイトルを手にしました。同じく初年度産駒のサイタスリーレッドは4歳春から本格化し、4連勝でオープン入り。オーバルスプリントで重賞初制覇を飾っています。その後も、フェニックス賞を勝ったクインズサリナ、京成杯2着のガンサリュート、門別の重賞・ヒダカソウCを勝ったクオリティスタートなどを輩出。芝、ダートを問わず、距離的にもバラエティに富んだ産駒を送り出しています。
母系を見ますと、母レインボークォーツは未勝利でしたが、その半弟にマイラーズC、きさらぎ賞と重賞2勝を挙げたワールドエース、昨年の菊花賞馬で、有馬記念でも3着に好走したワールドエース、昨年のホープフルSで2着だったヴェルトライゼンデがおり、非常に活気にあふれています。祖母マンデラの半弟にあたるManduroは、ジャックルマロワ賞など欧州でG1・3勝の名馬。本馬の半兄にあたるアドマイヤビスタは単勝1.7倍の圧倒的に1番人気にこたえて新馬勝ちしており、非常に高い資質を秘めた母系です。
本馬は2016年のセレクトセールにおいて6,696万円で落札され、2018年6月9日に東京芝1400mの新馬戦でデビュー。2番人気の支持を集め、コンマ1秒差の3着に好走しました。このときの勝ち馬レノーアは現在3勝クラスで上位争いしており、2着馬のエフティイーリスは2戦目で勝ち上がり、フェアリーSで4着。なかなかの好メンバーだったことがうかがえます。
デビュー戦のあとは右前繋靭帯に張りが見られたため休養に入り、約11カ月後の2019年5月4日に東京芝1600mの未勝利戦に出走。ここでも2番人気に支持されましたが、長期休養明けで力を発揮できず7着。その後は精神面の問題や外傷などで再び間隔をあけ、2020年1月19日に小倉の呼子特別に出走。13着に終わりタイムオーバーになりましたが、これは2600mの距離が長すぎたことが原因で、力負けではないでしょう。気性的にイレ込みやすいところがありますが、まだキャリアは3戦。十分な伸びしろが見込め、血統の良さが出てくるのはこれからだと思われます。
なお現在、左前脚の夜目からヒザ、ヒザ下から球節にかけて、ムクミと張りが見られます（添付の画像をご覧ください）。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年2月19日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2020年1月19日（日）　1回小倉2日　12R　呼子特別　　芝2600m（重）
　　　結果13着　　タイム2:53.3（1着馬からのタイム差9.7秒、5着馬からのタイム差8.3秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
2月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：落合　幸弘