クインズジャスミン　Queen's Jasmine　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

父ジャスタウェイは国内外のG1を3勝。なかでもレコードタイムによる独走劇となったドバイデューティフリーは圧巻で、この勝利により日本調教馬として史上初となる国際クラシフィケイション単独トップに君臨。文字通り“世界一”に輝きました。また種牡馬としても好発進を見せ、2018年ファーストシーズンサイアーチャンピオンの称号を獲得。初年度産駒であるヴェロックス（皐月賞2着）やアドマイヤジャスタ（ホープフルS2着）、マスターフェンサー（ベルモントS5着）らが日米クラシック戦線を賑わし、ロードマイウェイ（チャレンジC）、アウィルアウェイ（シルクロードS）が重賞を制しています。
一方、母系はバレリーナHの覇者ローミンレイチェルを産んだOne Smart Ladyを4代母に持ち、年度代表馬ゼンノロブロイ（ジャパンC、有馬記念、天皇賞・秋）やHeavenly Love（アルシバイアディズS）、ワンブレスアウェイ（愛知杯）らもこのファミリー。近親にはエイコーンSを制したCat's Cradleの名前があり、半姉に重賞戦線で好走を続けたクインズミラーグロ（小倉大賞典2着、マーメイドS2着）、半兄に中央準OP馬ケイアイヘルメス（浦和重賞・ゴールドC3着）とポテンシャルの高さが光ります。
本馬は2歳12月の阪神・芝1600mでデビュー。名手武豊を背にスッと好位に付ける競馬で4着、上りの速い決着で終いは伸びあぐねたものの初戦としては合格点の内容でした。調教では抜群の動きを披露するためその後はダートに活路を求めましたが、勝ち切るには至らず未勝利戦終了を機に大井の現厩舎へ移籍します。
転入緒戦は出遅れをリカバリーできず殿負け、前走は果敢にハナを主張するもズルズルと後退、タイムオーバーを喫してしまったため今回サラブレッドオークションへ出品することに致しました。相手関係云々より攻め馬の良さを実戦で活かし切れていない現状ですが、小柄な体躯ゆえにどちらかと言えば砂質の軽い競馬場の方が適しているかもしれません。
また前述の通り、上にはオープン馬クインズミラーグロがおり、ジャスタウェイ肌という点も加味すると将来の繁殖候補として一考の価値があると思います。このままくすぶってしまうには早い年齢ですし、新天地への移籍をキッカケに以前の前向きさを取り戻して欲しいものです。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
攻め馬では引っ掛かるくらいなのに何故かレースでは前進気勢に乏しい。血統・背中・中央在籍時の成績から走れる要素を秘めた馬ですから、起爆剤を見つけてあげれば変わり身があって不思議ないでしょう。（大井競馬・蛯名雄太調教師）


※最終競走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年3月14日まで出走できない）」を受けています。
　　　2020年2月4日（火）　17回大井2日　6R　C2九十　　ダ1600m（良）
　　　結果14着　　タイム1:53.4（1着馬からのタイム差9.2秒、5着馬からのタイム差7.9秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
2月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（株）クイーンズ・ランチ