マジョレヌ　Marjolaine　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父トーセンモナークは浦和でデビューし、2連勝のあとJRAに転入。4勝を挙げてオープンまで出世しました。半兄に安田記念を勝ったアサクサデンエン、小倉記念を勝ち天皇賞・秋2着のスウィフトカレント、半弟に皐月賞、有馬記念、ドバイワールドCなどを勝ったヴィクトワールピサがいる良血が評価されて種牡馬入り。初年度産駒でただ1頭だけ血統登録されたザスターイズミーが新馬戦2着、続く未勝利戦でも2着となりました。その後も少ない産駒のなかから、トーセンアリエスがJRAで初勝利。本馬の全兄にあたるトーセンボルガは南関東でデビュー3連勝を飾り、重賞のハイセイコー記念で4着、優駿スプリントで3着。トーセンアイアンは今年2月13日に船橋の猫柳特別を勝ち、通算3勝目を挙げています。
母系を見ますと、母トーセンモアムードの半妹にフラワーC3着のマヒナ、門別、大井で9勝を挙げたマヒナズヒルがいます。祖母モアムーンライトは米G3ヴァリーストリームSの3着馬。4代母Sultry Sallyからは米G2オークトリーBCマイルなどを勝ったNight Patrolや、米G2ハリウッドオークス2着のLady Lumberjackが、5代母のGrafitti Galからは米GⅠホープフルSなどを勝ったLucky Robertoが、6代母にあたるGrafittiからは、仏2000ギニーなどを勝ち、種牡馬としても活躍したブラッシングジョンや、CBC賞、セントウルSに勝ち、スプリンターズS2着のエイシンワシントンなどが出ています。

本馬は2019年6月30日の福島芝1200mの新馬戦でデビュー。スタートは出ましたが、その後はスピードに乗り切れず、後方のまま16頭立ての13着でゴールしました。その後は今年2月まで休養。8日に小倉ダート1000mの未勝利戦で2戦目を迎え、今度は行き脚もついて好位を追走。直線で粘りを欠き、14頭立ての11着に終わりましたが、レースぶりは一変しています。そこから連闘で挑んだ前走は、ゲート内でうるさく、立ち上がったところでスタートを切られたため、大きく出遅れ。11頭立ての11着となりましたが、こちらは参考外でいいでしょう。
南関東競馬でデビュー3連勝を含む4勝を挙げているトーセンボルガの全妹ということからも、本馬も使いつつ経験を積みながら良くなっていくタイプではないかと見ています。普段はおとなしく手が掛からないのですが、レース本番で気の悪さを見せています。この気性が走る方に向いてくれれば。今後の心身の成長次第では変わり身があってもおかしくないはずですし、まだまだ上積みが見込めるのではないでしょうか。地方競馬への移籍がいいキッカケになってくれることを期待しています。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年3月15日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2020年2月15日（土）　1回小倉9日　2R　3歳未勝利　　ダ1700m（重）
　　　結果11着　　タイム1:51.2（1着馬からのタイム差5.1秒、5着馬からのタイム差4.5秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※2020年2月15日の競走において、枠内駐立不良（暴れる）となっております。

※旋回癖があります（軽度）。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
2月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉