アドラブルリリー　Adorable Lily　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父トランセンドはダート無敗のまま重賞のレパードSを制覇。その後は古馬の壁に跳ね返される場面もありましたが、4歳秋以降に本格化すると、ジャパンCダート、フェブラリーS、東京で行われた南部杯、ジャパンCダートと、JRAで施行されたダートG1を4連勝という離れ業を演じました。圧倒的なスピードと持続力を武器に、前々から押し切る競馬を得意とした個性派といえるでしょう。産駒のデビューは2016年。JRAでの初勝利を挙げたドリームアローは芝で勝ち上がりましたが、その後は笠松に移籍して8勝しています。エングローサーも芝で勝ち上がったあとダートに舞台を移し、ユニコーンSで3着。圧倒的にダートでの活躍馬が多いのが特徴で、地方での重賞勝ち馬も目立ってきました。昨年はケンガイヤが盛岡でハヤテスプリントに、スティローザが笠松プリンセスCに優勝。今年に入ってからもゴールドホイヤーが大井の雲取賞を制しています。リーディングサイアーランキングも年々上昇しており、今後に大きな期待がかかる種牡馬といえるでしょう。
母系を見ますと、母プラセールは門別、姫路で2勝したあとJRAに転入。芝で2勝を挙げました。半姉クールホタルビは新馬勝ちし、ファンタジーSに優勝。半兄キボウノチカラは門別、園田で6勝を挙げています。3代母ルスルーはダート7ハロンの米G3ヴェイグランシーHの勝ち馬。一族からは交流重賞4勝を挙げ、フェブラリーS2着もあるメイショウモトナリや、交流重賞2勝のメイショウコロンボ、エーデルワイス賞2着のモエレプット、TCK女王盃3着のヤマノジェネラスといったダートの活躍馬が出ています。

本馬は2019年6月15日に函館芝1000mの新馬戦でデビュー。抜群のスタートダッシュからハナを切るスピードを見せ、直線で並ばれてからもしぶとく粘ってコンマ4秒差の5着でゴールしました。2戦目は函館芝1200m戦に出走。こちらはダッシュがつかず、道中は離れた後方からの競馬になりましたが、最後はしっかり差を詰めて、再び5着。勝ち馬はその後にオープン特別2勝を挙げているケープコッドでしたが、それを上回るメンバー中最速の上りタイムをマークしたことは評価できるでしょう。
その後の2戦の成績は冴えませんが、スピード能力と素質を秘めているのは確か。馬体重が390kg台と小柄な牝馬で、手先が軽いため芝を使われてきましたが、父の産駒ならばダートでの変わり身があるかもしれません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
2月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ディアレストクラブ（株）