トーセングリーン　Tosen Green　　牝　11歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父ゼンノロブロイは4歳時に天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念を3連勝し、古馬秋三冠を達成。サンデーサイレンス産駒初の年度代表馬に輝きました。種牡入り後はファーストシーズンサイアーチャンピオンとして、初年度からサンテミリオン（オークス）、マグニフィカ（ジャパンダートダービー）、トレイルブレイザー（京都記念、アルゼンチン共和国杯）、アニメイトバイオ（ローズS、秋華賞2着）、ペルーサ（青葉賞、天皇賞・秋2着）らを輩出。以降も数多の重賞ウイナーを送り続けており、現役ではグリム（レパードS、交流重賞4勝）がダート重賞で活躍中です。
一方、母系はヨークシャーオークス2着、愛セントレジャー3着馬ホワイトウォーターアフェア（仏英重賞2勝）を祖母に持つ良血ファミリー。最優秀2歳牝馬ローブティサージュ（阪神ジュベナイルフィリーズ）やデュープロセス（兵庫ゴールドトロフィー）らもこの牝系の出身で、おじにいずれも種牡馬となったヴィクトワールピサ（ドバイワールドC、有馬記念、皐月賞）、アサクサデンエン（安田記念）、スウィフトカレント（小倉記念、天皇賞・秋2着）と豪華メンバーが並びます。
また、ゼンノロブロイ×Hallingの配合からは、中山牝馬Sなど重賞3勝を挙げ、オークスでも接戦の3着に好走したバウンスシャッセが出ています。

2009年のセレクトセール出身の本馬は3歳5月にJRAでデビューし、2戦を消化して思ったほどの結果を得られませんでしたが、その血統の良さを買われて繁殖入りを果たします。ここまで2頭産駒が生まれており（1頭は現1歳）、トーセンブライト産駒のトーセンバラライカを競馬場に送り込んでいます。ここまで笠松競馬で3勝を挙げており、それ以外にも掲示板に載ること12回と安定して成績を残しています。昨年はマクマホンを付けて不受胎でしたが、繁殖としてはまだフレッシュな状態なのは大きな魅力。ゼンノロブロイはBMSとして今年の牝馬クラシック路線に乗ってきそうなをシーズンズギフトやビックインバイオ送り出していて、母の父として今後人気が出てきそうなので繁殖としても楽しみです。


※エスティファーム（北海道沙流郡日高町字旭町）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
2月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉