ファイナリスト　Finalist　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父オルフェーヴルは2011年のクラシック三冠馬。二度の凱旋門賞挑戦から8馬身差の圧勝となった引退レースの有馬記念に至るまでG1を6勝、走るたびにドラマを生む稀代の個性派でした。種牡馬入り後は初年度産駒のロックディスタウン（札幌2歳S）が早々に重賞を制し、ラッキーライラック（エリザベス女王杯、阪神ジュベナイルフィリーズ、香港ヴァーズ2着）とエポカドーロ（皐月賞、日本ダービー2着）がＧ1戦線で躍動。昨年はサラス（マーメイドS）やメロディーレーン（菊花賞5着）、オーソリティ（芙蓉S）、シャインガーネット（ファルコンS）らの躍進により、自身初となるJRA年間100勝を達成するなど、現役時同様の爆発力を持ち味として、その存在感をアピールしています。

一方、母系はオークトリー招待Hなど米G1・3勝を誇るホークスターを産んだStrait Laneを4代母に持ち、曾祖母シルバーレーンは仏重賞の勝ち馬で愛オークス3着。近親にはブラックホーク（安田記念、スプリンターズS）やピンクカメオ（NHKマイルC）、ステイフーリッシュ（京都新聞杯、ホープフルS3着）、いとこにロジチャリス（ダービー卿チャレンジT）やグレイル（京都2歳S、セントライト記念3着）など、OP馬がズラリと顔を並べる極めて優秀なファミリーです。

本馬は2017年のセレクトセールにおいて2,700万円で落札され、2020年2月16日に京都競馬場にてデビューしております。出遅れから後方追走で折り合いもつかず、特に目立つこともなく初戦を終えています。とにかく元気ではありますがまだレースに慣れていない様子が見られますので、これからの馬と言えるでしょう。
父オルフェーヴルはラッキーライラックをはじめ活躍馬を多く輩出しており、サイアーランキングでも上位に食い込む活躍を見せています。本馬は400kgと小柄な馬体ながらオルフェーヴル産駒らしい気の強さがあり、調教では手を焼くかもしれませんが、使いながら成長を待てば能力を示すことができるでしょう。また母父ロックオブジブラルタルの血統はミッキーアイルなどの活躍馬がおります。息の長い活躍を見せる馬もおり、本馬のこれからの活躍にも期待できるかもしれません。デビュー1戦とキャリアの浅い馬ですので、これからの成長への可能性を含めてご検討いただけますと幸いです。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※湖南馬事研修センター（滋賀県甲賀市甲南町竜法師・吉澤ステーブルWEST湖南）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
3月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：丸山　担